李小龍元住居の記念館計画中止

李小龍元住居。構想から3年の李小龍元住居博物館計画は、昨日(6月26日)突然中止が発表された。商務及經濟發展局は、修復の規模について持ち主である余彭年との同意が得られず、李小龍九龍塘住居と李小龍記念館計画を中止すると発表した。しかし場所を沙田文化博物館に移し、特別テーマ展示を行い、李小龍に関係する100点以上の品を展示、来年には市民に開放し鑑賞してもらう予定だと話した。李小龍會は記念館建設中止について、大変に失望しており、記念館と展示では大きな差だと話した。
香港のアクションスター李小龍が住んでいた九龍塘金巴倫道41號の住居は、香港の企業家で慈善家の余彭年が所有している。余彭年は3年前、売却計画を取りやめ、建物を寄付して市民や観光客が李小龍を懐かしむ場所をつくろうと考えた。
しかし商務及經濟發展局は昨日、政府は李小龍の九龍塘住居を展示のために修復し、市民や観光客に提供しようと過去2年努力をしてきたが、何回にもわたる討論の結果、修復規模について持ち主である余彭年と合意できなかったと話した。
また商務及經濟發展局は、旅遊事務署はすでに100点を超える李小龍に関する資料を集めており、さらに李小龍についての記録映画を制作している。そこで康文署と共同で沙田香港文化博物館のテーマ館で李小龍の生涯につていの展示を行い、彼の映画と功夫への貢献を紹介すると話した。文化博物館ではすでに準備が進んでおり、展覧会は来年には市民に公開できる。
政府と李小龍住居の持ち主である余彭年が中止を決めたことについて、黄耀強・李小龍会主席は非常に失望しているといい、博物館での展示は先の計画との違いは大きい、それは李小龍住居には記念的な意味があり李小龍の足跡を尋ねることが出来るからだと話した。
余彭年が提出した計画によると、現在はホテルの李小龍元住居は修復後、記念館と図書館、武術館、映画館などの施設が出来るはずであった。しかし彼はこの計画のために2万平方フィートの新建築物の建設も要求しており、面積は当初の5倍以上になって、これを博物館や映画館に当てる予定であった。彼はさらにもし政府がこの提案をサポートしなければ、土地は売りに出すことも考慮していると話していた。しかし当局は後に、九龍塘地区の低層で静かな環境保護のため、記念館計画は土地面積の変更はできないと表明していた。2011.6.27「星島日報」

記念館の建物コンペまでやったのに残念だ。というわで、来年には香港文化博物館で展示があるのだろう。