甄子丹、8本でギャラ2億4千万

甄子丹一家。甄子丹(ドニー・イェン)は、近年映画界でますます名が売れ、中国大陸では確実に収益が上げられる人物となっており、ギャラも一気に3000万香港ドルに跳ね上がっているが、それでも映画会社が契約を争うほどだ。しかし《葉問》で名を上げてから、甄子丹は続けて大陸で撮影を続けていた。妻の汪詩詩と子供たちとは長時間にわたり離れている。かねてより甄子丹は半年の休暇を取り、家族と過ごしたいと話していた。
しかし各映画会社は甄子丹びいきは相変わらずで、良い脚本や誠意ある話し合いのため、甄子丹はなかなか断ることが出来ず、半年の休暇は実現が難しいようだ。知っての通り彼はすでに4本の映画への出演を承諾しており、さらに4本は検討中。8本の映画を撮り終えるには2年間が必要だ。甄子丹の現在のギャラが1本3000万香港ドルだとすると、すべてのオファーを受けた場合、2億4千万香港ドルが懐に入ることになる。
その中の1本ですでに決まっている成龍ジャッキー・チェン)プロデュース、主演の警察もの《終極解碼》では、劇中2人が対決するアクションシーンが多く、観客は多いに嬉しいだろう。劇中、甄子丹はコード解析のプロ、成龍はその親友を演じる。2人とも正義の人物で、主演女優が悪役だが、まだ誰が演じるかは気待ていない。映画は11月から撮影で、北京、山東深圳などでロケし、制作費は億を超える。
8本の映画が甄子丹を待っている。甄子丹のスポークスマン張さんは「甄子丹はいまアメリカにいるので、契約は彼が香港に戻ってからになるでしょう」。これで半年の休暇は水の泡。張さんは「甄子丹は今年4月に《大鬧天宮》が終わり、今年の9月か10月になってやっと撮影再開です。その間、広告や映画のプロモーションはありましたが、半年の休暇といっていいのではないでしょうか」と話した。2011.8.3「東方日報」