《寒戰》3大影帝共演

劉徳華アンディ・ラウ)と郭富城(アーロン・クォック)の2大天王は92年《超級學校覇王》で共演して以来、19年共演作がない。最近になり安樂電影の社長・江志強(ビル・コン)は彼ら2人と梁家輝(レオン・カーファイ)を組み合わせ智恵を戦わせる警察モノ映画《寒戰》を計画。劇中3人の影帝はともに警官を演じ、自らの利益のため、おのおのが腹に一物を持っているという役所だ。
劉徳華はこのところ、鄭秀文(サミー・チェン)と共演の杜琪峰(ジョニー・トー)監督《盲探》を撮っていたが、半分を撮影しただけで撮影がストップしてる。というのも杜蒞峰は大陸の海潤公司重慶の賄賂撲滅を題材にした映画《毒戰》を撮らなくてはならないからだ。劉徳華は北京へ赴き中影が出資する《富春山居圖》で林志玲(リン・チーリン)、張静初(チャン・ジンチウ)と共演しなければならないが、忙しい中時間を作り安樂が投資する《寒戰》に出演し、19年ぶりに郭富城と共演する。
2人の新人監督・梁樂民と陸劍青が監督する《寒戰》をサポートするため、2大天王は再び共演するが、2人がこの映画への出演を承諾したのは、新人監督サポートだけでなく、最も大きな要因は脚本に惹かれたからに他ならない。彼らは《無間道》後、《寒戰》がもう1つの素晴らし警察モノ映画だと考えているからだ。劉徳華の出番は多くないが、郭富城や梁家輝と共演することになる。劉徳華は「《無間道》は10年前の警察ミステリー映画の名作になっている。《寒戰》上映後に、つぎの10年の香港警察映画の新たなレーベルになるとよい。出演出来ることは嬉しいことだ」と話した。
郭城富は本来年末のコンサート準備期間で映画のオファーは受けない。これまでいくつかの映画オファーがあったが、泣く泣く断っている。しかし《寒戰》の組み合わせと脚本は多いに魅力的で、断ることが出来なかった。さらに江志強との関係もよく、説得され、ついにはコンサートのリハーサル時間を割いてオファーを受けることにした。睡眠時間を削り、今月末には撮り終え、その後はコンサート準備に専念する。また3大影帝以外に、林家棟(ラム・ガートン)、李治廷(アーリフ・リー)、彭于晏(エディ・ポン)も参加する。
2011.10.17「蘋果日報

億を超える資金、香港警察も協力、爆破場面などもあり。「香港電影」の脚本登録記録によれば、《寒戰》の脚本は梁樂民。江志強の安樂というのが気にはなるが、一応期待しておこう。