指甲刀人魔

《指甲刀人魔》《快門》
周迅(ジョウ・シュン)、周俊偉(ローレンス・チョウ) 
曾國祥(デレク・ツァン)・尹志文(ジミー・ワン):監督 彭浩翔(パン・ホーチョン):プロデュース(48分の短編)


ある日、彼女(周迅)は彼(周俊偉)に、告白する「私は指甲刀人魔なの」「爪切りを食べるの」「私が食事をしているところ見たことないでしょう」「沢山食べると中毒を起こすから」・・・。というわけで彼女は世にも希な「指甲刀人魔」だ。そんな彼女が彼氏に「やりたいことがあるの」と話すのだった・・・。


彭浩翔ならではのブラックユーモアがたっぷり入っていて物語りが面白い。途中から少しずつネタがわかってくるのだが、最後のオチまで気を抜けない。この荒唐無稽な話のヒロインに周迅はぴったり。ハスキーな声も不可思議な雰囲気を盛り上げる。そして純朴な男・周俊偉、これまたはまり役。
北京へ行っても彭浩翔節は顕在だった。ちなみにネットでも鑑賞可能だが、やはりスクリーンに掛けたかったとのこと。
2011.10.26@香港亞洲電影節(The One)


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