火窟幽蘭

《火窟幽蘭》呉楚帆、張瑛、江雪、容玉意、陳碩修(石修) 
李鐵:監督


母と2人の子供(江雪、陳碩修)は、貧しく板間房で暮らしていた。母は病に倒れており、娘は工場で働いていた。父は遠いところにいっていることになっているが、実は刑務所に入っている。母は子供たちに父の居場所を言えないでいた。ようやく刑期を終えた父(呉楚帆)だが
妻は亡くなり、葬儀に参列するしかすべはなかった。墓前で子供たちと対面するが、本当の身分はやはり言えず、父の友人・阿火と名乗る。
家賃を滞納していた子供たちに代わって家賃を払ってやり服を買い与えたりするが、娘はこの阿火がなにやら怪しげな人物に見えて仕方がない。同じ板間房に住む教師(張瑛)は子供たち母の死の間際に、子供たちを頼むと言われており、その責任を果たそうとする。教師もまた、阿火が怪しげな人物に思えるのだった。
板間房に暮らす人の中には、やり手婆と婆に預けられ客を取らされている娘たち、薬物中毒の男、クラブの女性、金貸しと通じているものなど魑魅魍魎。美しい娘を虎視眈々と狙う輩もいる。阿火は、板間房に空きがあるのを知り、自らもここの住人になって子供たちを見守ろうとするのだが・・・。
2011.12.17@香港電影資料館(紅顔薄命 戲韻傳情・李鐵)


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