金陵十三釵

《金陵十三釵》クリスチャン・ベール 張藝謀(チャン・イーモウ):監督


南京陥落。日本軍が進軍してくるなか、逃げ惑う女性徒たちは、自分たちが学ぶ教会堂へたどり着いた。さらにアメリカ人(クリスチャン・ベール)、そして秦淮河の芸妓たちもこの教会堂へ逃げてきた。アメリカ人・ジョンは葬儀屋で、金目当てに教会に逃げ込んできたのだった。日本軍はついに教会へもやってきて、女性徒たちを発見、乱暴しようとしたのをみたジョンは自分は神父だといい、彼女たちを救おうとした。さらに生き残っていた中国兵が反撃を開始したため、女性徒たちは一命を取りとめたのだった・・・。


(注意:以下ねたばれあり)教会へ金をあさりにくるようなある意味ろくでなしなアメリカ人の男が、突然降ってわいたように中国人の女性徒をあそこまで親身になって助けてやろうと思うのだろうか? だいたい自分の身の安全を考え、自分だけが逃げようと考えるはずである。いくら12歳で亡くなった娘を思い出したり、後には芸妓の1人に惚れてしまったということもあるだろうが、それでもそこが一番納得できない。従ってその後も白々しくて、すべてがうそっぱちに見えて感動できないで終わった。
2011.1.15@百老匯電影中心


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