曾志偉（エリック・ツァン）、毛舜筠（テレサ・モウ）、黄宗澤（ボスコ・ウォン）、何韻詩（デニス・ホー）、馮淬帆（フォン・ソイファン）、邵音音（シュウ・ヤムヤム）、蘇永康（ウィリアム・ソー）、麥長青（マック・チョンチェン）、陸永（ロック・ウェン）、張馨予
鍾澍佳・錢國偉（ウィルソン・チン）：監督
テレビ局の天気予報員・郭靖（馮淬帆）はある日、台風の報道時に風にとばされ海に落ちてしまった。カメラマンの息子・郭富城（陸永）は、父の姿をとり続けた。郭靖は、宿敵の沈小姐（邵音音）から醜態をさらしてまでテレビ局に居るつもりかと言われ、それを聞いた息子はすべては自分のせいだと会社を辞めた。郭富城は、自分が会社を去る日にやってきた新人の女子アナに一目惚れ。郭靖の上の娘・郭美美（毛舜筠）は弁護士。夫の姚明（曾志偉）は無職で主夫。下の娘・郭晶晶（何韻詩）はスーパーマーケットの主任。男っぽい彼女の彼氏は奥様たちに大人気のセールス担当（黄宗澤）だが、みんなは信じてくれない。
昨年の賀歳片にも出演していた馮淬帆が、ここでは主役。《意外》での意外な出演から再認識といったところか。年季の入った演技は何の心配もないばかりか、邵音音との熟年コンビによる《那些年、我們一起追的女孩》パロディでもしっっかり笑いを取っていく。そして最後にはほろりともさせて、さすがベテラン。
何韻詩はけっこう好きなタレント。映画出演はけして多くなく男っぽい女性の役まわりがほとんどだが、今回もその例にもれず、自分の位置をキープ。TVB所属タレントでは黃宗澤がメインで、麥長青にはすごいかっこうの役が振られている。その他は顔出し程度。陸永が賀歳片2本に出演しているのは、使いやすいからか。
全体としては家族の絆を見直すいい話になっており、最後はめでたしめでたしで、お正月映画に相応しく十分面白い。
2012.1.20＠新寶戲院
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