星くず兄弟の伝説

左から三留、近田、手塚、久保田、高木
久保田しんご、高木一裕、戸川京子、ISSAY、尾崎紀世彦渡辺和博 手塚眞:監督 1985年


ライブハウスで歌っていたシンゴ(久保田しんご)とカン(高木一裕)に有名芸能事務所からお声がかかる。メジャーになれそうと喜ぶ2人だが、芸能事務所の社長・アトミック南(尾崎紀世彦)は2人セットで「スターダストブラザーズ」として売り出すという。最初は抵抗する2人だが、2週間でスターにしてみせるという南の言葉にスターへの欲望は抑えられず契約することにした。みるみるうちに売れていく2人だったが・・・。


1985年の初見から31年。初見時「なんなんだろうこの映画」と思ったのをよく覚えている。しかし今見ると、むちゃくちゃだけどよく作ったな〜と感心する。近田春夫の作った曲はいい歌もけっこうあって、尾崎紀世彦(こんな映画に出ていることが不思議なのだが)が歌う2曲は曲もいいしとにかくいい声で抜群に上手くて聞き惚れる。戸川京子の歌はまさに歌謡曲で振りも可愛いかった。
カルトムービーと言われているようだが、普通に公開していたと思うので、1980年代は恐ろしいw
なお、今回の上映は35ミリフィルムで手塚眞が保存していたフィルムとのこと。
上映後、近田春夫手塚眞、久保田しんご、高木一裕、三留まゆみが登壇した。
2016.09.07@テアトル新宿(『観ずに死ねるか!傑作音楽シネマ88』出版記念上映会)
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