恋人

《戀人》は一応III級片です。
藍正龍、李康宜(リー・カンイ)、萬芳、徐貴櫻 王明台:監督


ストーリーは一応あるが、ストーリーと言うより「恋人」たちの断片の積み重ねと見る方がいいのかも。相手を待つ寂しさや焦燥感が画面に溢れるって感じかな。だれもが自分が思う人と思うように巡り合えない。特に藍正龍演じる阿倫は、自分の求めるものが分からず、さまよう。たぶん日本なら、この映画、好きだっていう人は多そうだ。悪いとは思わないし、色の感じは好きだが、私の好みではない(これは好みの問題で、映画の出来とは関係ない)。香港ではIII級だが、それはいたしている場面がけっこう露骨だから。特に藍正龍の全裸(後ろのみ)と腰の動きはどうなの。それに李康宜も露出はしないが、しょっぱなかなりです。李康宜は美人ではないが、雰囲気があって映画向き。彼女の行動は、見ているとちょっとイライラするけど、好く分かる行為。藍正龍、濃い顔だが、なかなか雰囲気あっていいんじゃないですかね。凶暴そうだし(笑)。李康宜と監督が挨拶だけしていった。2005.10.9@百老匯電影中心「香港亞洲電影節」
このところ藍正龍で検索してくる人が多いようですが、気になる人は「東京国際映画祭」でかかるようなので、見ておいた方がいいですよ〜。


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