インタビュー

葉璇

金像奨助演女優賞を受賞したばかりの葉璇(ミッシェル・イエ)は、新作《飛砂風中轉》で陳小春(チャン・シウチョン)の妻を演じている。葉璇は今回、陳小春との共演は夢が現実になったようだと話した。これまで葉璇が演じた役はどれも賢い役だったが、今回…

許鞍華

先日の許鞍華(アン・ホイ)のインタビュー(id:hkcl:20090423)より、さらに興味深いインタビューがあったので。 新京報(以下新):一環して《天水圍的夜與霧》を準備していて、最後には《日與夜》を先に撮影したのは何故ですか。 許鞍華(以下許):2004…

許鞍華

もうすぐ《天水圍的夜與霧》が公開になるので、《天水圍的日與夜》と《天水圍的夜與霧》の関係をおさらい。 多くの人は《天水圍的日與夜(生きていく日々)》(略称《日與夜》)は資金が集められず当初撮影が困難だったと話した。しかしインタビューを受けた…

于冬

昨日、保利博納と黄建新(ホアン・チエンシン)、陳可辛(ピーター・チャン)は共同で映画製作会社「人人電影公司」を設立した。 10年前、保利博納は成立した。当時、このいち民間企業は一部の映画人には注目されたが、それ以外には何もなかった。10年後、保…

羅永昌

ニュースがないので「香港電影13号」で、羅永昌(ロウ・ウィンチョン)監督が新作《機動部隊之同袍》について語っているインタビューを訳してみることに。長いので数回に分けて(途中飽きなければ最後まで)。 ◎《機動部隊之同袍》の最初 問:今回の撮影プラ…

任達華が語る杜琪峰と《文雀》

先だって中環の天星碼頭の取り壊しは激しい論争を引き起こし、集体回憶(Collective Memory)に対する注目が再び沸き起こった。4年の歳月をかけ撮影された《文雀》は、監督の杜琪峰(ジョニー・トー)によると、映画の中の1つ1つの物事に無くなってしまっ…

七條

彭順(オキサイド・パン)監督は最近作風を変えた。お得意のホラーはもう撮らず、新作《愛鬥大》では新人俳優を起用し、監督も新しさを求めて学校を卒業したばかりの新人を起用、全編ハイビジョンで撮影して、新しい感覚を観客に与えた。 《愛鬥大》のポスタ…

杜琪峰

今日から公開の《蝴蝶飛》について、杜琪峰(ジョニー・トー)が語っている。 Q:大陸の女優を主演女優にして、台湾の俳優を主演男優にしたのは、何か特別な意味があるのか? 杜:《蝴蝶飛》は非常に特殊だ。李冰冰(リー・ピンピン)は大陸の俳優で、周渝民…

寰亞綜藝集団主席・林建岳

昨年の記事だが興味深いと思うので訳しておく(意訳あり)。 寰亞綜藝集団は近年、香港の映画産業に積極的に投資している。寰亞の主席・林建岳(ピーター・ラム)は明報の独占インタビューを受けた時に次のように語った。香港の映画産業が低迷期に入った主な…

杜琪峰と韋家輝

銀河映像を設立してから11年、杜琪峰(ジョニー・トー)と韋家輝(ワイ・ガーファイ)はパートーナーを組み、2人の作品には《孤男寡女(ニーディング・ユー)》《痩身男女(ダイエット・ラブ)》《我左眼見到鬼》《大隻佬(マッスルモンク)》などがある。し…

杜琪峰、林嶺東、徐克

香港の3人のTVB出身の監督、杜琪峰(ジョニー・トー)、林嶺東(リンゴ・ラム)、徐克(ツイ・ハーク)は知り合って30年、彼らはこれまでそれぞれが各々の道を歩んで来た。03年香港でサーズが発生、徐克は人と人の関係に危機が訪れたと感じた。街に出るとき…

王子涵

父は名監督・王晶(バリー・ウォン/ウォン・ジン)、この業界に入るのは「いたって簡単だ」と言えるだろう。エイダは「チャンスはパパがくれた。でも自分が好きだから出演した」と言う。彼女は、父親との共演にはまったくプレッシャーがなく、ある時は現場で…

周潤發《赤壁》降板劇

《赤壁》の製作者でもある張家振(テレンス・チャン)へのインタビュー ・周潤發(チョウ・ユンファ)の為に 問:今回、《赤壁》で周潤發を降板させるという決定について、あなた自身は、どう考えていますか? 張:僕も呉宇森(ジョン・ウー)も望んでいない…

晶哥、大哥から星爺まで

《風雲(風雲・ストームライダース)》《少林足球(少林サッカー)》《父子》の美術指導(アートディレクター)をつとめた何剣雄と成龍(ジャッキー・チェン)や星爺の《功夫(カンフー・ハッスル)》の美術指導・黄鋭民の対談。 Milk:近年、香港映画のセッ…

馬楚成(ジングル・マー)

1月18日から公開になる《生日快樂》の監督、馬楚成へのインタビュー。すこしだけねたばれあり。まっさらな気持ちで見たい人は注意のこと。 ・《星願》後遺症 milk(以下M):《星願(星願〜あなたにもういちど〜)》を撮ってからずいぶん時間がたって、なぜ…

方中信

珍しく語っているようなので(笑)、そろりと訳してみる。 新京報:今回、爾冬陞(イー・トンシン)のテレビドラマ《新不了情》では、映画版ではなかった役・阿敏の父親を演じていますね。爾冬陞と長く仕事をし、友人としてこの事をどのように思っていますか…

杜琪峰@蘋果日報

・TVBに苦言 杜琪峰(ジョニー・トー)は、次世代の製作者と俳優をつくり出すことが重要だと思っている。これまで多くのスターたちが無線電視から出てきた。無線については「このテレビ王国では、以前は映画界の半分のスターや監督が、無線が応援して世にで…

鈴木仁

唐李禮(スタンリー・トン)、馬楚成(ジングル・マー)監督の映画《男才女貌》は現在、雲南で撮影中だ。主演の余文樂(ショーン・ユー)と高圓圓はスケジュールがびっしり、記者のインタビュー計画は崩れ去った。ホテルに帰り、窓から外を眺めるていると、…

黎耀祥

黎耀祥(ライ・イウチョン)は、出演作の多い俳優だ。夜、無線電視をつければ、彼の姿を見ることができる。いま放送中の《飛短長父子兵》だけでなく、少し前に放送の終わった《鐵血保鏢》にも出ていた。祥仔が演じた役の評判はすこぶる好く、ネットでもたく…

陳小春(その2)

その2は、音楽について語っているので→id:koharunews:20060308の方にアップ。

陳小春(その1)

陳小春(チャン・シウチョン)は特別なスタイルを持った人だ。それを魅力ということも、やりすぎと言うこともできる。彼のこのスタイルは、ちゃらんぽらんな印象を人に与えたり、非常にリアルだと思われたりしており、注目せずにはいられない。 彼を形容する…

王天林(ウォン・ティンラム)

杜琪峰(ジョニー・トー)の作品《黒社会》において、王天林(ウォン・ティンラム)が的確に演じた組のオジキ・[登β]オヤジは、誰が龍頭棍を得て、ボスになればいいと思ってっているのだろう。まずは彼本人について語ってみよう。王天林は、すでに映画界に60…

爾冬陞(イー・トンシン)

爾冬陞(イー・トンシン):《新宿事件》は《不夜城》を思い起こさせる 《千杯不酔》について爾冬陞はこの映画は初めてある時期にあわせて撮った映画だという。 《千杯不酔》で爾冬陞は初めて喜劇風の作品を撮った。この映画は、映画ファンには爾冬陞の小品…

麥婉欣(ヤンヤン・マック)

麥婉欣(ヤンヤン・マック)、インディペンデント映画とMVは違う Milk(M):監督という立場から見ると、映画を撮るのとMVを撮るのでは表現の方法に違いがありますか? 麥婉欣(Y):映画はひとつの物語だと思っています。従って自分で物語をコントロール出…

李尚義(デビット・リー)

インスタントラーメンでしのいで、徐々に人気に 李尚義(デビット・リー)*1という名は見覚えがないだろう。しかし彼はすでに8年も香港芸能界にいて、20本もの映画に出演し、CMにも多数出演している。 デビットは芸能人の条件を十分に備えているが、彼個人は…

陳木勝(ベニー・チャン)

「分かれ道」の知恵者、陳木勝 ・ハンサム監督? 香港の映画界には以前からハンサムな監督がいると言われている。それは葉偉信(ウイルソン・イップ)*1。新作《三岔口(ディバージェンス)》の監督・陳木勝(ベニー・チャン)もその例にもれない。その瞳は…

林雪(ラム・シュ)

・人相は悪いが、縁はいい 林雪(ラム・シュ)は見た目は凶悪だが、人の縁には恵まれている。20数年前、彼はビリアード場で林正英(ラム・チェンイン)と知り合い、彼のおかげで映画業界で雑用係りをするようになった。林正英が林雪を映画界に引き入れてくれ…

方平(ヘンリー・フォン/フォン・ペン)

・方平、香港映画の躍進を期待 一年の計は元旦にあり。酉年の始まりには、過ぎた日を振り返り、将来を展望するのに相応しい。ヒット映画のプロデュースをし、事情に明るい映画人・方平(ヘンリー・フォン/フォン・ペン)は、近年映画産業は不景気、将来を考…

Geoff Tsui

いつも興味深いインタビューを載せてくれる雑誌「milk」から、3月復活節に公開の馮徳倫(スティーヴン・フォン)監督《精武家庭》のポスターをデザインしたGeoff Tsuiのインタビューを拾ってみた。 ・ 《精武家庭》について milk(以下M):《精武家庭》のポ…

任達華(サイモン・ヤム)

任達華、新しい目標は監督 任達華(サイモン・ヤム)は近年、家庭も仕事も順調、まさに成熟期の彼は、かつて苦労して田を耕し種をまいた日々は、試練の時だったと言う。生活は以前より好くなったが、任達華の人生に対する態度は以前と変わりない。当時は生活…