譚家明が郭富城で新作

金馬奨を受賞した郭富城(アーロン・クォック)は、新作《父子》のためマレーシア入りしている。映画は1千万香港ドルをかけセットを作っており、主役、子役とも一貫して秘密にされてきた。しかし昨日ついにその姿が明らかになった。郭富城の子供を演じるのは、かつての女優・司馬燕の子供・呉[王景]滔。さらに郭富城は自らに挑戦することになる。
クアラルンプールや海外のマスコミは映画《父子》を準備期間から追い掛けており、昨日(21日)、主役たちの家にあたるセットをマスコミに隠し撮りされてしまったため、映画会社は急遽、映画を公にすることにした。
昨日映画はクランクインし、一家団欒の場面を撮影した。(略)出演者は郭富城、楊采[女尼](チェーリー・ヤン)、曾志偉(エリック・ツァン)、林煕蕾(ケリー・リン)、楊乃文(フェイス・ヤン)、許茹芸(バレン・スー)、スタッフも強力で、監督に大御所・譚家明(パトリック・タム)、撮影に金鶏奨受賞の李屏賓(リー・ペッワン)。映画は「父子」を題材にし、父と子の感情、愛と対立、人の宿命への啓示を示していく。切ったはったが多い映画の中で、一服の清涼剤となり、郭富城にとっては演技の上で大きな試験となるという。by 2005.11.22「明報」

譚家明というと《名劍》《烈火青春(レスリー・チャン 嵐の青春)》と《最後勝利》と《殺手胡蝶夢(風はバラに散った)》の人だが、その後、何を撮っていたんだろうか。1948年生まれらしいから、現在57歳。《抹茶之恋味》の厳浩(イム・ホー)といい、香港ニューウエーブの人々の復活でしょうか? 方育平(アレン・フォン)なんて何してるんでしょうか?

周星馳の身分証を持つ男

自称・周星馳チャウ・シンチー)の大ファン、區展文は周星馳が紛失した身分証を隠し持っていたとして、今日九龍城裁判所で罰金5千ドルの判決を受けた。
43歳の區展文はホテルのアシスタントマネージャーで、周星馳のファン。9年前のクリスマス、尖沙咀の路上で周星馳の身分証を見付け、それ以来大切に持っていた。
今月はじめ、路上で警官の捜査を受けた際、周星馳の身分証を持っていることが分かり、他人の身分証を持っていたとして起訴されていた。被告は、今日、九龍城裁判所で罰金5千ドルを言い渡された。
被告は自らは周星馳の大ファンで、彼の身分証を隠してしまい、警察に届けなかったと、恩情処置を願いでていた。

いや、うそのようなホントの話らしい。そんなに大切なら大事に家に仕舞っておきそうだが、肌身はなさず9年間持っていたのだろうか? 香港だと、路上で警官が通行人を止めて、身分証の提示を求めてるという光景をよく見る。まだ実体験はないけど。すりは財布をすって、中に身分証があったら、屑篭に捨てちゃうらしい。