ベネチア映画祭関係

第65回ベネチア映画祭は来月27日から9月8日イタリアで開催される。映画祭事務局は、すでにドイツの監督ヴィム・ベンダースを審査委員長に選出しているが、昨日7人の審査員を発表した。
昨年と一昨年《神探》と《放・逐》でベネチア映画祭に参加している杜琪峰(ジョニー・トー)は、今年評議員の1人に選ばれた。彼はアメリアの監督ジョン・ランディス、ロシアの脚本家Juriy Arabov、イタリアの女優ヴァレリア・ゴリノやヴィム・ベンダースと金獅子賞を選ぶことになる。


今年映画祭で競い合う映画は、今月29日に正式発表される。しかしマルコ・ミューラー映画祭主席はすでに自ら大陸に赴きノミネート作品を選んでいると言われており、香港の余力為(ユー・リクワイ)監督、黄秋生(アンソニー・ウォン)、オダギリジョー、黄奕(ホアン・イー/クリスタル・ホアン)主演の《蕩寇》、大陸の張元(チャン・ユアン)監督《達達的秘密》、チベットの萬瑪才旦監督《尋找智美更登》をマルコ・ミューラーが気に入り、ノミネートの可能性が大きいと言われている。(略)by 2008.7.18「頻果日報」


《色、戒》ロケ地が生まれ変わった

映画《色、戒》のロケ地となった中區の唐樓は、昨年新しい家主が3000万香港ドルで購入しモダンなオフィスと住宅に生まれ変わった。
家主は修復した唐樓はこの地区の特徴を残し、SOHO地区に合わせようと考えている。この建物はすでに政府の市區重建區に指定されているが、いまのところ家主は政府に建物を売る気はない。by 2008.7.16「頻果日報・即時新聞」

麥太太が易先生を誘惑する場面は、この建物の2階の部屋でロケ。緑色の窓枠が当時の建物の特徴と雰囲気があると李安(アン・リー)の目に映ったようだ。場所は士丹頓街。