映画《桃色》章小蕙、松坂慶子に挑む

ドラマ《金枝慾孽》(いま無線で評判の大奥ドラマ、今日が最終回だったはず)は話題沸騰だが、章小蕙(テレサ・チョン)、河利秀(ハリス)、松坂慶子も負けてはいない。(中略)
3人の主演女優は異なる国からやって来ているが、彼女たちの身体言語は映画に大きな驚きをもたらしていると、監督楊凡(ヨン・ファン)は言う。テレビと映画の尺度は異なる。従って《金枝慾孽》の中には、大胆なエロティックシーンは見られないと監督の楊凡は言う。それに反し《桃色》の中はエロティックなシーンに溢れている。松坂慶子が章小蕙に胸をなでられるに任せているシーン、それはチャイナドレス一枚を隔ててはいるが、松坂の変化に富んだ愛欲の表情、さらに相手である章小蕙もまた松坂に誘惑されて、それに浸りきっているさまなどだ。また河利秀も彼女たちに劣らない。チャイナドレスで自らを愛撫しての欲情シーン、彼女は性転換しているのだが、そのあえぎ声は現場にいたスタッフをも興奮させた。
初めてエロな映画を撮影した章小蕙は、劇中、性的虐待場面のために大胆なSMシーンを演じた。彼女は撮影前に少しばかりの工夫を試みた。ある時、彼女は沢山のHビデオを見て「目がすっかり塩漬けになってしまったみたい」と面白い事を言った。楊凡は自分は目が利くと自賛する。初めて映画に出た章小蕙も彼を失望させることは無く、撮影時にはすっかり入れ込んで、自らを開放して、2つの初めてが出来上がった。それは初めての撮影と初めての胸見せだ。by 2004.9.30「東方日報」

楊凡の新作《桃色》は10月24日から公開予定。この映画III級なのかな? III級だと公開館は明らかに少なくなるし、興行成績も限界がある。プレミアはあるのかしらん?? 松坂慶子はやってくるかな? 監督、呉彦祖ダニエル・ウー)の次に目を付けたのは呉嘉龍、呉耀漢の息子。やっぱり背が高くて細めがお好みなのかしらん。そういえば、今年開かれた香港フィルムマート(業者向けの商談の場)では、どこのブースも殺風景なのに比べ、楊凡のブースだけは、絨毯が敷かれソファーがあり、監督がソファーに座ってインタビューを受けており、もうそこだけ世界が違っていてお耽美だったと聞いた。さすが楊凡。