《功夫》《2046》大量申告

第24回香港電影金像奨ノミネートは2月1日に発表される。各映画会社はすでに金像奨協会にスタッフ、キャスト名を申告している。申告名簿の中では、《功夫》と《2046》が大部分を占めている。業界では、この申告は映画会社の策略で、名が多ければ勝ち目があるという。
《2046》の男優・女優はみな演技は素晴らしいが、たくさんの名を申告したため、主演男優だけでも、梁朝偉トニー・レオン)、木村拓哉張震チャン・チェン)の3人の名がある。主演女優賞では、董潔(ドン・ジェ)以外、参加した全ての女優たち、章子怡チャン・ツィイー)、王菲フェイ・ウォン)、劉嘉玲(カリーナ・ラウ)、鞏俐(コン・リー)、張曼玉マギー・チャン)らの名もある。映画会社は「5人の女優と梁朝偉はそれぞれ違った恋愛をする。映画にとって、キャラクターから受ける印象は大変重要なものだ。5人のキャラクターはともにチャレンジであるとともに、演技力を発揮している。従ってすべてを主演女優に申請した」と言う。
・「二叔公」漏れる
功夫》が申告したのは、主演男優には当然のことながら周星馳チャウ・シンチー)、主演女優に元秋(ユン・チャウ)、黄聖依(イヴァ・ホアン)、助演男優に陳國坤(チャン・コッククワン)、梁小龍(ブルース・リャン)、釋行宇、林子聰(ラム・ジーチョン)などだ。しかし「二叔公」を演じて出色だった元華(ユン・ワー)が落ちていた。本来、映画会社は元華を入れるつもりでいたが、うっかりして忘れてしまった。現在は名が上がっている。(略)by 2005.1.15「東方日報」

元秋は主演女優らしい。金馬奨につづいて、金像奨でも凝りもせず、《2046》は女優たちを大量に申告したらしい。張震だって、見落としそうな出演時間なのに、嫌がらせか(笑)。これで受賞させたら、金像奨が笑われる。《功夫》はかなりの数でノミネートされるだろう。黄聖依を主演女優というのも苦しい。新人奨あたりで止めておけばいいのでは。前にも書いたが《十面埋伏(LOVERS)》と《天下無賊》は金像奨ノミネートの資格を満たしていないので除外される。金馬奨とちがって、金像奨は登録制ではないので、申告がなくてもノミネートの対象になるのだが・・・。