フィルムとデジタル

一昨日、《痩身》を見た時に、彭浩翔(パン・ホーチョン)の次回作《AV》のトライラーが流れた。イースター公開で撮ったらすぐ上映。どうやら4人の大学生が、AVを作って一旗揚げようとする話しらしい。AV版《豪情》か。男子の欲望をくすぐりそうなタイトルだし、日本のAV女優というふれこみの女優(天宮真奈美という人らしい)がご出演で、見かけは男子狙いか。こっちとしては香港男子の生態を監督がどう描くのか興味深い。もう1つのトレイラーは鄭中基(ロナルド・チェン)の《龍咁威2》。タイトルが出るだけのトレイラー(笑)。毎年夏のコメディは鄭中基ってことらしい。
本日の「2005肯定独立」(独立電影映画祭)座談会はフィルムとデジタルビデオについて。細かい技術的なことは、日本語で聞いても分からないんだから、いわんや広東語をや。ただデジタルビデオは機材が小降りで小回りが利くので、撮影者と被撮影者の距離が近く、撮影者と被撮影者がコミュニケートしやすい。金銭的なことでは、デジタルビデオはフィルムに比べると総じて少ない資金で撮れる。フィルムとデジタルはまったく別のものだから、それぞれの特性を見極めて使えばいいというような話しであった。
出席者に監督の柯星沛(オー・シンプイ)ほか。最近は独立系作品のプロデュースなどもしているらしい。今日は張同祖(チョン・トンチョー)と羅啓鋭(アレックス・ロー)が話を聞きに来ていた。