恋愛地図(アバウト・ラブ/関於愛)

東京=陳柏霖(チェン・ポーリン)、伊藤美咲下山天:監督 台北加瀬亮、范曉萱(メイヴィス・ファン)、易智言(イー・ツーイエン):監督 上海=塚本高史、李小璐(リー・シャオルー)、張一白(ジャン・イーバイ):監督


東京、台北、上海の3つの都市を舞台に、ディスコミュニケーションの間に生まれる「思い」を描く。
台北篇がトータルで一番よかった。主役2人がともに魅力的で、特に加瀬亮がいい。画面の色もファッションもよかった。それにひかえ、東京篇はストーリーが面白くない。主人公の背景を言葉で説明するという愚行。画面が荒れていたのは、フィルム撮影ではないのか? 冒頭の凝りすぎな渋谷交差点の描写がじゃま。上海篇は、少女役は鼻につくぐらい上手すぎで、塚本高史とのバランスが悪い。
2005.7.19@UA朗豪坊


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