上海炒年糕

今日はネタも無いことだし(訳そうと思うものはあるのだが、今日はちょっとお疲れなので)たまには食べ物の話しでもしよう。
最近、気に入っているのが「上海炒年糕」。年[米羔]とは餅のことで、「上海炒年糕」は年糕と野菜を炒めたもの。店によってはバリエーションもあって、「回鍋肉炒年 [米羔]」 なんていうものもある。
香港にも年糕はあるが、上海の年糕は香港のものとは違う。上海人の友人に聞いてみると、「上海炒年糕」に使う年糕は、餅米で作るのではなく、粳(うるち)米で作るそうだ。米を蒸してつき、なまこ餅のような形にして、再び蒸す。使う時にはまず水に浸けて少し柔らかくしてから使うという。
餅といっても、日本の餅とは違って、歯ごたえがあり、熱を加え炒めても容易には崩れない。韓国のトッポキのようだ。年糕のもちもちとした歯ごたえはたまらない。これは餅米ではなく、粳米だから出来る歯ごたえだ。炒年糕の味は醤油味に近い。少ししょっぱく感じる時もあるが、「上海炒年糕」は、しょうゆ味が恋しい時には、ぴったり。
上海料理を売りにしている店なら、メニューに載っているので是非お試しあれ。