非常青春期

駱力煒(マルコ・ロッ)、黄婉伶(レース・ウォン)、呉日言(ヤン・ン)、森美(サミー)、小儀(シウイー)、張豪龍、古宇、黄浩然(レイモンド・ウォン)、羅蘭(ロー・ラン)、林雪(ラム・シュ) 任達華(サイモン・ヤム) 羅守耀(デニス・ロー):監督


長洲を舞台に描く青春物語り。大鶏(駱力煒)の家族は、祖母(羅蘭)にあまたの上がらない父(森美)と母(小儀)と弟。大鶏は仕事もせずぶらぶらしていて、いつも祖母からろくでなし呼ばわりされている。年の離れた弟は勉強も出来、祖母のお気に入り。ある日、祖母は、大鶏を怒鳴りもみあっているうちに転んで気絶した。大鶏は祖母にこっぴどく怒られるのを恐れて、友人たちに相談し、密かにシンセンに逃げた。しかしシンセンで強盗に身ぐるみはがれてしまった・・・・。


田舎の青年の青春の思い出という感じなのだろう。友人たちの物語りも含めながら、話は進む。可もなく不可もなく。途中、呉日言と黄婉伶にはほとんどMVかと思うほど長いシーンが用意してあって、ご本人の歌がかかるというサービスぶり。個人的には森美と小儀のDJコンビが、映画の中ではどうも好きになれない。黄浩然がかなり筋肉がついているのにびっくり。若者に混じるには少しとうがたっているのだが・・・。2Rはやっぱり妹・黄婉伶だけが売れていくような気がする。
香港で田舎を表現するのはなかなか難しい。以前から田舎といえば、離島がその舞台になることが多い。すぐに思い出すだけでも、大嶼山(ランタオ島):《旺角卞門(いますぐ抱きしめたい)》《龍的傳人(レジェンド・オブ・ザ・ドラゴン)》《哥哥的情人》、長洲:《一碌庶》、坪洲:《甜言蜜語》など。南Y島が舞台の映画ってあったかな? ちなみに「長洲」は「洲」の字に島の意味があるため、「長洲島」と書くのは誤り。
2005.05.26@新寶戲院


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