政府が「電影発展委員会」設立

特別行政区長官・曾蔭権(ドナルド・ツァン)が行った昨日(10月12日)の初の施政方針演説の中で、香港芸能界に関係のある事柄は、「電影発展委員会」を設立すると話した件だった。映画業界人はこの発言を歓迎しており、彼らの関心は、誰が委員会の主席になるかということだ。ある者は、曾志偉(エリック・ツァン)を推薦し、ある者は陳嘉上(ゴードン・チャン)が適任だという。主席には現在も映画撮影を続けている映画人になって欲しいと業界の人々は思っている。そういう人だけが、映画界の動きと需要を理解できるからだという。
「電影発展委員会」の設立に関して、曾志偉は「新しい人事、新しい作風、いま第一歩を踏み出したところ。少なくとも特首(特別行政区長官・曾蔭権)が映画業界に関心を持ってくれている。映画業界人が主席と委員をつとめるべきだと思う。最も相応しいのは現在、映画を撮っている人で、陳嘉上の方が僕より適任だと思う」。
王晶は、「電影発展委員会」は「無いよりある方がまし」という措置だと指摘し、曾志偉が主席になるが最もよく、陳嘉上はみなと仲がよいので理想的で、陳嘉上自身は主席の椅子を期待しているという。また張同祖(ジョー・チャン)は、映画界は長年の苦労の末、ようやく第一歩を獲得した。洪金寶(サモ・ハン)は、曾蔭権の施政方針演説を聞いたあと、「何を言っているのかよく分からなかったが、映画業界について話したのは分かった。業界の不景気は業界全体のこと、同業者の努力以外に、政府の援助が必要だ」と話した。(略)by 2005.10.13「明報」

いったいぜんたい、この機関で何をするのだろうか。それが問題。