雀聖2 自摸天后

《雀聖2 自摸天后》
應采兒(チェリー・イン)、尹子維(テレンス・イン)、元秋(ユン・チャウ)、元華(ユン・ワー)、李蘢怡(ティファニー・リー)、森美 王晶バリー・ウォン/ウォン・ジン):監督


細芬(應采兒)は、夫・子雄(尹子維)の目を盗んで近所のおばちゃんたちと麻雀打つ日々。子雄は、賭博船を持つボスの妹・波波にまんまとはめられ、波波とねんごろになってしまった。細芬と分かれ、波波を娶れとボスにおどされ身動きとれず。波波は麻雀で細芬が勝ったら夫を返してやると勝負を挑んできた。波波に打ちのめされた細芬は、世界麻雀大会で波波に復讐すべく、麻雀の姐弟子(元秋)と妹弟子(李蘢怡)、師匠(王天林)から特訓を受けるのだった。


麻雀はよくわからないが、十年一日のごとくバカ麻雀映画でした(誉めてますよ)。お気軽に見られて笑えて、これぞ王晶の定番ネタ。波波といば、胸の大きな女と相場は決っている。昔なら胸の大きい女は笑い者にされていたが、いまや胸のない女(應采兒)がまず、みじめな思いをする。男はどいつもこいつも情けない。尹子維、気弱君な演技もしてますが、元華を見習って、もっとバカにならないと、面白く無いかも。


世界の麻雀打ちがこれまためちゃくちゃ。いんちき韓国代表は、この時期なら当然、女はチャングムのスタイルで、男はチ・ジニもどき。タイ代表はトニー・ジャージャーって名で、格好もそれ。日本代表は変な日本髪のかつらに留め袖もどきを着るも怪しすぎ、森美は顔を黒塗り、髪もロナウド
さきほど、ブロードバンドテレビで《千王之王2000(トリックマスター)》(王晶:監督)を放送していたが、特殊眼鏡で相手のカード(《雀聖2》では牌)を見るといういかさまも、まんま変わっておりません。
應采兒は、思いっきりのいい人なのだろうと思う。大口あけるわ、笑うわ、泣くわで、大袈裟演技はかなりなもの。
なお「自摸」はツモのことで、「自摸天后」はツモで上がる女王という意味。2005.11.26@旺角百老匯


■□05年に見た映画の一覧□■