美亞と央視1億香港ドルで《狼圖騰》を映画化

姜戎著『狼圖騰』最近になり、美亞電影と大陸の中央電視台の合作計画が合意に達したようだ。当初の計画では、5つの映画に出資する予定だ。もっとも注目されるのは、小説『狼圖騰』を改編する同名の映画。監督は《可可西里(ココシリ・マンテンパトロール)》の陸川(ルー・チュアン)が担当する。現在、狼の群れに対峙する役に古天樂(ルイス・クー)をオファーしている。またこの映画には多くの特撮場面が加わる予定だ。
映画産業が低迷し、多くの映画会社が映画製作を停止して、製作本数が減っているなか、美亞は今年大きな動きを見せた。IDG集団が*1美亞に資本を投入し合作映画を撮るのに続いて、最近、美亞と中央電視台が合作で映画を製作することになった。そのうちもっとも投資額が大きいものは、姜戎の『狼圖騰』と決った。これは大陸の小説で、狼についての物語り。作者は内蒙古で10数年生活し、自らの体験を元に小説にしたものだ。
・陸川が監督
もともとの小説がドラマティックで、映画に相応しいため、中央電視台は昨年、映画化権を取得、映画撮影の時には、作者の姜戎に顧問を依頼するという。
美亞の李國興社長は、中央台の馬潤生総経理(社長)とともに、昨日マスコミに対して、「この《狼圖騰》という映画では、陸川を監督にと考えている、彼が前に撮った《可可西里》を見て、この映画に相応しいと思ったからだ」と話した。
・巨額を投じて西洋映画を
美亞制作部の[ネ四/羽]嘉珍は、さらに劇中狼の群れが戦う場面が多いので、アメリカからCGの専門家を招くつもりで、俳優は香港と大陸の俳優を起用する予定。「主役には大陸の俳優以外に香港からは古天樂(ルイス・クー)が加われるといいと考えている」と話した。
また《狼圖騰》以外に、美亞は黎妙雪(キャロル・ライ)で《十九層地獄》を撮る予定で、現在出演者を探しているところ。また美亞とIDCとの合作では西洋映画を撮影する。すでに《007トゥモローネバーダイ》の監督ロジャー・スポティスウッドと契約しており、主演にはハリウッドの俳優を検討中。by 2006.3.23「蘋果日報


*1:IDGとはhttp://www.idg.com/のことか?