鐵膽

周驄、謝賢、江雪 
陳文:監督 1966年 モノクロ


孤児の卓豪(謝賢)と偉傑(周驄)は10年後、1人はやくざのボスになり、1人は警察所長の養父の元で大学生となって再会した。養父がヤクザに殺害されてから、偉傑は行方しれずに。3年の月日が流れ、偉傑の義理の妹・秀芳(江雪)はファッションデザイナーとなって自らの店を持って暮らし、偉傑は警察所長になっていた。義理の妹・秀芳を密かに思っていた偉傑は、父が亡くなったからには、これからは兄妹ではなく、友人としてつきあって欲しいと話す。また偉傑は、卓豪に、まっとうな商売をするようにさとすが、一度踏み外した道は戻せないとかたくなに拒否する。ヤクザ組織は再び警察所長の偉傑を無き者にしようとしていた。それを知った卓豪は・・・。


謝賢も周驄も江雪に思いを寄せているのだが、謝賢は、周總と江雪が互いに思っているのを知って身を引くという男2人に女1人の典型ストーリー。謝賢と周總の男どうしの友情。このあと香港映画で限り無く描かれて行くストーリーの原形がいっぱいつまっている。
2006.4.14@香港電影資料館「光藝的都市風華」


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