葉偉信（ウイルソン・イップ）と甄子丹（ドニー・イェン）合作の《殺破狼（狼よ静かに死ね）》は評判がよく、最近になり続編を撮ろうとしている。さらに制作費は5000万香港ドル以上で、アクションに新しい流れを作るようだ。主演男優には古天樂（ルイス・クー）が加わり、善悪を備えた警察官を演じ、甄子丹は古天樂のためにアクション場面をデザインし、再び戦いの場面を作る。
甄子丹は今年初めアメリカの会社を見方につけ、東方電影と合作で《殺破狼》続編に投資することになった。海外からの資金が加わるため、続編の資金は5000万香港ドルに増える。監督の葉偉信と甄子丹は、この資金で暴力的美学のアクション映画を作ることになる。
・洪金寶は参加せず
《殺破狼》のアクション場面は、この映画のセールスポイントで、評判も悪くなく、最終的に800万香港ドルを稼いだ。洪金寶（サモ・ハン）と甄子丹がバーで戦う場面では速く滑らかなアクションが溢れる。生き残ったのは洪金寶だが、続集には出演しない。
甄子丹はアクションに新鮮味を加えようと考えており、監督は当初、郭富城（アーロン・クォック）と古天樂の参加を望んでいたが、郭富城は時間が取れず、合作の計画はなくなった。しかし古天樂はすでに出演を承諾していおり、甄子丹自ら、彼のために必殺技を考えることになるようだ。
甄子丹は昨日、電話のインタビューで、「この映画は正式には《殺破狼》の続集ではない。版権の関係で、僕達はただ《殺破狼》のスタッフで似たような題材の警官ものを撮るということだ。僕は古天樂のアクションシーンを考える。しかし彼はもともとアクション俳優ではないので、あまり難しいものは彼にやらせることはない。僕がカンヌから帰ってきて、おろらく7月か8月には撮りはじめられるだろう」と話した。
・兼プロデューサー
今回甄子丹は、アクション監督以外に、プロデューサーもつとめるため、プレッシャーは少なくない。最近、彼と葉偉信は、この映画のために頻繁に会議を開いている。葉偉信は昨日「いまやっているのは、脚本を作る事。続集は、同じように暴力と血のりの場面がある。しかし暴力のための暴力ではなく、ドラマの流れが重要だ。大胆な考えが必要で、古天樂と甄子丹は善と悪の警官で、2人の役もそれぞれの個性が際立つことになるだろう」と話した。by 2006.5.2「蘋果日報」
アクションが売りだとすると、やっぱり出来る人の出演も望みたいところだ。楽しみにしようっと。
