戦国自衛隊1549

《戦国自衛隊1549》江口洋介鹿賀丈史鈴木京香的場浩司、嶋大輔、伊武雅刀北村一輝綾瀬はるか宅麻伸 
半村良:原案 福井晴敏:原作 手塚昌明:監督


日本ではすでに昨年公開されているこの作品、ようやく香港で公開になった。ストーリーは省略。
一番の気になっていたのは、織田信長との戦いがどういうシーンになるのかということ。つまりこれはストーリーの作り方に関わることだが、ここが上手くいっていたと思う。
広大な土地に大量の人を配して合戦場面をつくるのではなく(これをすると限り無く膨大な費用がかかると思われるから)、江口洋介たちは、城の中に囚われ、そこから脱出、さらに城の中心部にある危険物を取り除くというふうに持って行く。つまり結局は《亡国のイージス》と同じ、ある決められた範囲内でのサバイバルと、暴走の制止という状態にしたこと。というか、《戦国自衛隊1549》も《亡国のイージス》も思想的にもまったく同じような構造を持ったストーリーだと思うのだが・・・。
しかし、これにより、多数対多数の対決ではなく、少数対少数、もしくは1対1の対決にもっていったことで、大掛かりにしすぎて、しらけてしまう場面をなんとか食い止めたのではと思う。その点、見ていて感心した。じゃあ、すごく面白かったかというと、普通程度だが(笑)。
2006.6.20@JP銅鑼湾


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