曾國祥と周俊偉でインディ映画

昨日、香港電台は「少年不識愁滋味」の記者会見を開いた。曾國祥(デレク・ツァン)、周俊偉(ローレンス・チョウ)、Jimmyはインディペンデント映画《周公解夢》を撮影、他のアーティストによるインディペンデント映画と一緒に、テレビで放映されることなった。(略)
《周公解夢》で曾國祥は監督、周俊偉はプロデューサーをつとめている。実はこの組み合わせは、3年前に短編《回》を撮影しており、この作品は香港国際電影節に出品している。曾國祥の父・曾志偉は、映画に造詣の深い人物、何か意見を言ってくれたのだろうか? 父の日に、この映画のディスクを父に送ったのだが、忙しい父親がこれを見る時間があったのかどうか分らないと、曾國祥は笑った。
この映画は香港電台から20数万香港ドルの援助を受けて撮影し、本来撮影は順調だったが、酷い製作者にあたってしまい、この製作担当の女性が10数万香港ドルを持ち逃げ、さらにフィルムの一部も一緒に持ち逃げしてしまった。しかし幸いなことに彼等のところには、8mmフィルムが残っていた。もし完成しなければ、映画を香港電台に渡すことが出来なかったという。しかし最後にはやはり自分たちで、なんとかしなくてはならず、制作費を負担することになったという。
曾國祥は警察に通報したが、これは労使間のいざこざなので、警察は取り合ってくれなかった。そこで今度は労工署へ行った。ところが、彼らとこの女性は契約を交わしていなかったため、署は取り合ってくれなかった。結果、どこにも訴えることが出来なったという。記者がこの女性は曾志偉の紹介かと聞くと、「父の紹介ではない。しかし父の製作会社を通して紹介してもらったので、心の中では彼女は僕達のことを気にかかけて面倒を見てくれていると思っていた。ところが逃げてしまった。たぶん父も撮影でかなり騙されていきたのだろうと思った。今回のことは経験だと思い、次回からは気をつける」と曾國祥は話した。by 2006.7.18「文匯報」

曾國祥と周俊偉、2人とも雰囲気のあるいい役者だと思うし、趣味がよさそうな感じがするので、このインディ映画は是非、見てみたい。
そういえば、前に有線電視も俳優たちに短編を作らせていたが、あれはどうなったのだろうか? テレビ局やラジオ局が少しお金を出して、インディを作らせるのはいい腕試しになるかも。こういうところから新しい監督が生まれる可能性もあるのではないだろうか。