大陸に100%香港出資の映画館誕生

香港のMCL洲立影城が昨日、深圳南山にオープンした。これはCEPA(Mainland and Hong Kong Closer Economic Partnership Arrangement)実施後はじめて大陸に出来た100%香港の出資による映画館だ。オープニングには香港から莫文蔚(カレン・モク)、黄百鳴(レイモンド・ウォン)、鄭佩佩(チン・ペイペイ)、劉家輝(ラウ・ガーファイ)らが出席した。


CEPAが押し進める大陸と香港の発展は、映画館経営だけに留まらず、合作映画も奨励している。また香港の会社は、香港のサービス業者である証明を提出すれば、大陸映画の配給業務も行える。広東と香港は隣、言語も文化も近い関係にある。粤港(広東と香港)は映画製作についていえば、大きな市場といえる。
今年、香港と大陸の合作映画は40本近い、CEPA実施後、合作映画は毎年10数本ほどだった。03年の大陸の映画興行成績は10億元、今年は25億元に達すると予想される。by 2006.8.7「大公報」抜粋

「明報」によると、この映画館では西洋映画(ハリウッドものなど)と香港映画は70元、中国映画は40元。ここでも香港映画は外国映画扱いなことが好く分る。香港に比べるとかなり割高だ。
ちなみに《龍虎門》は、ここで上映するので、黄百鳴が出席していたようだ。
これに関連して、香港では今年末ぐらいに九龍駅(機場快線)上にできる大きなショッピングセンターに洲立は、12スクリーンのシネコンを作る。
また、このショッピングセンターには、HMVが入るといわれており、なんでも1万枚のDVDをそろえると言っているらしい(これは近所のDVD屋から仕入れた話し)。