李安監督の《色・戒（ラスト、コーション）》は明日マレーシアで正式にクランクインする。影帝・梁朝偉（トニー・レオン）は撮影がなく、まずは王力宏（ワン・リーホン）と湯唯が出演する。李安は一昨日の晩まず鄭安壽街（Chung On Siew St.）を視察、昨日の午後ふたたび、怡保の古い街である錫米街の「合興士多」を見てあるき、市民に取り囲まれた。
・怡保は古い建築物が多い
李安は、現場ではたいへん気安く、カメラに対してもおおらかで、さらに自ら店鋪に入ってみた。またスタッフがカメラを忘れたので、その場にいた記者のカメラを借りて、撮影する位置などを確認していた。
李安は「怡保にやってきたのは、ここには古い建物が残っているから。香港でも台湾でも怡保のようなベランダの飾りは見つけられない」と話した。by 2006.9.6「明報」
監督・李安のつるの一声で、怡保（イポー）の寂しく有名でもない鄭安壽街は、しばし市民の新しい観光名所になっている。加えて、主演俳優がやってくるとあって、怡保市民は大いに期待している。
霹靂（ペラ）州の古い建築は、このところ外国映画の人気の場所になっている。譚家明（パトリック・タム）監督、金馬奨影帝の郭城富（アーロン・クォック）、楊采[女尼]（チャーリー・ヤン）主演の映画《父子》が怡保山でロケしたのに続いて、現在は李安のひとことで、怡保鄭安壽街、錫米街、邦里瑪街は国際舞台に押し上げられている。（続く）by 2006.9.2「光華日報」
古い町並みが素敵な場所のようだ。行ってみたい。
怡保のホームページ→http://www.ipoh-online.com.my/、Photoの項目に「Chung On Siew St.」の写真がある。
