税金

香港では所得税は会社員も自分で申告する。税金に関するものは緑色の封筒で送られてくるので、すぐに分る。まず申告用紙が送られてきて、記入し申告すると、税金が計算されて、納税書がやってくるのだが、今年はいくらまっても、納税書がやってこない。実は申告用紙の住所がちょっとばかり間違っていたのだが、申告用紙は送られてきていたのだから、まあ大丈夫だろうと思ってほっておいたのだが、いい加減納税書が来ないので、先週、税務局に電話をしてみた。
すると、「もうとっくの昔に送ってるわよ。届いてないの?」「あの〜ちょっとばかり住所が・・」「じゃあ、住所変更届け出す? それともただ再送すればいい? それで届くの?」「ん、届くかどうか分らないから、住所変更届出しますので、再送して下さい。どうすれば?」「これからいう番号にファックスして。ファックスしてから5分したら電話してファックスが届いたか確認して。そうしたら住所変更して再送するから。ファックスは○○○○、電話は×××」。
住所変更届けが簡単すぎる(笑)。日本の役所だったら、用紙に書き入れて、云々かんぬんだが、適当な用紙に自分の(納税)番号と、旧住所と新住所、今年の請求書を再送して欲しいと書いてサインして送ればいい。さすが住民票のない香港だ、いたって簡単。
所得税、滞納すると裁判所に呼ばれて罰金を払わされるらしい。その罰金もかなり高いらしい。怖いのでさっさと住所変更届けを出したら、無事に納税書は送られてきた。これでさっさと税金を払って、すっきりした気持ちで新年が迎えられる。
香港には住民票がない。では住所をどうやって確認するかというと、銀行から送られてくる明細書の宛先(住所)を使う。これとIDカードで身分と住所を確認するのだ。携帯電話契約の住所確認もこの方法だったと思う。金融機関はとても信用されているのがよくわかる。