蔡卓妍（シャーリーン・チョイ）、鍾欣桐（ジリアン・チョン）、呉京（ウー・ジン）、洪金寶（サモ・ハン）、元華（ユン・ワー）、張茜（ジェス・チャン）、李燦森（サム・リー）、石修（セック・サウ） 江道海：監督
劉曦（呉京）、吉祥（洪金寶）ら僧侶たちは霊験あらたかな天珠を列車で香港に運ぶ途中、何者かに襲われる。賊は2組の双子だった。天珠は、賊に奪われずにすんだが、見知らぬトラックに乗せられ香港へ。
劉曦と吉祥の2人は、かつて双子門と呼ばれた組織を訓練した校長常忠（元華）を訪ね協力を頼む。常忠はいまはサーカスで活躍する珍珠（蔡卓妍）、寶珠（鍾欣桐）らを再訓練、天珠を狙ったものを探り出していく。
サーカスで仏教のお宝といえば、《天脈傳奇（レジェンド 三蔵法師の秘宝）》を一瞬思い出すが、全然違う。楊紫瓊（ミッシェル・ヨー）の華麗なアクションではなく、ガラスに頭をぶつける、ガラスを突き破るという痛そうなアクションばかり。でもアクションは立派。洪金寶と呉京と敵の双子たち、呉京1人と大勢、元華と洪金寶、Twinsもよく動いている。
しかしストーリーがダメダメ。まず天珠の警備がなってない。あれじゃ盗まれてもしょうがない（爆）。香港に行ってしまうのも強引だし、天珠の在処がすぐに見当がついたり、首謀者が自らテレビに出て天珠について話したり、呉京と張茜の出会いも。子供を登場させてしまうところも。そして双子たちがサーカスにいるのも。何もかもが不自然なのだ。もっと脚本を練ってほしかった。撮影はすべて香港以外の場所で行われているので、設定は香港でも香港的な風景が出てこないのも、しっくりこない理由かもしれない。ならいっそう、広州あたりの話にしておいてもよかったものを。入りもいまひとつ。9時の回で65％ぐらい。会場が爆笑したのは、八両金が双子で片割れは女性ってこと、それもムキムキ。2007.2.16＠旺角百老匯
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