吉安永嘉影視文化傅媒5年で25本撮影

大陸の「吉安永嘉影視文化傅媒」は昨日、カンヌで成立を宣言した。5年のうちに2億米ドルで25本の映画とドラマを撮影することが決まっている。今年まず3000米ドルで5本の映画を撮影、關錦鵬(スタンリー・クワン)がクリエイティヴディレクターをつとめ、施南生と陳永雄が配給を担当する。その5本とは、許鞍華(アン・ホイ)の《妾的女兒》、徐克(ツイ・ハーク)の《女人不壊》、關錦鵬の《小龍》、馮徳倫スティーヴン・フォン)の《跳出去》、范植偉(ファン・チィウェイ)主演の《渺渺》。


關錦鵬はすでに李小龍ブルース・リー)の弟・李振輝に《我的哥哥李小龍》改編を申し出ており、李小龍と父親、そして子供・李國豪(ブランドン・リー)との関係についての物語になると話した。映画は来年から撮影、4人の香港の俳優に異なる年代の李小龍を演じてもらう。また許鞍華は、《妾的女兒》の前に星皓の新作《夜與霧》を林嘉欣(カリーナ・ラム)、任達華(サイモン・ヤム)で撮影すると話した。by 2007.5.20「東方日報」

  • 關錦鵬《我的哥哥李小龍
    • 李振輝が書いた伝記を改編。脚本は魏紹恩(《愈快楽愈堕落》《有時跳舞》《藍宇》)。美術は張叔平(ウィリアム・チョン)。2008年撮影開始。
  • 許鞍華《妾的女兒》
    • 脚本は李檣(《孔雀》)。中国、カナダで撮影。話しは1920年から30年代の中国農村までさかのぼり、アメリア西海岸の中華街が出来上がりつつあるころの物語。女性が主人公。すでに準備中。最初の撮影は来年始め、2008年夏正式に撮影開始。
  • 徐克《女人不壊》
    • 脚本はクァク・ジェヨン(《猟奇的な彼女》)。3人の女性の成功と失敗を描く。俳優は未定。現在、周迅(ジョウ・シュン)、范冰冰(ファン・ピンピン)、徐静蕾(シュウ・ジンレイ)など実力派の女優と話し合い中。2007年暮れから撮影。
  • 馮徳倫《跳出去》
    • 周星馳チャウ・シンチー)プロデュース、陳冠希エディソン・チャン)、張雨綺(キティ・チョン)、姚文雪主演。田舎者が都会に出て来る物語で、醜いアヒルの子が白鳥になる。主役の彩鳳は中国の田舎で育った。父は武術にすぐれ、彩鳳も父からカンフーを学んでいた。しかし彼女が最も愛しているのはダンスだった・・・。
  • 吉安永嘉+澤東《渺渺》
    • 2人の女性と1人の男性の純愛物語。2人の高校生が心に傷を負った男子を同時に好きになる。物語は台北郊外、素朴で美しい生活の中に、少年と少女は自分たちの愛情と生命の足跡を刻み付けて行く。今年夏から撮影、年末にクランクアップ。by 2007.5.16「ent.sina.com」

許鞍華が、周潤發(チョウ・ユンファ)と張曼玉(マギー・チョン)に《妾的女兒》をオファーしているという話しもあるようだ。
また、この会社、鄭伊健(イーキン・チェン)と陳小春(チャン・シウチョン)のドラマ《霍元甲》を撮っており、小春が夏ごろから撮影する《陳真伝》もここの出資になる。なおドラマ《霍元甲》の売れ行きは理想的だそうだ。