《出埃及記》大陸で上映禁止

新作《出埃及記》は、海外進出に成功、トロントやスペインの映画祭に参加している。しかしこの映画は、その題材と性描写のため、大陸では上映禁止になった。香港はIIBだが、上映できるのだろう。


彭浩翔(パン・ホーチョン)監督、劉心悠(アニー・リウ)、任達華(サイモン・ヤム)主演の新作《出埃及記》は、本来今月13日から上映の予定だったが、最近になりこの映画は大陸で全面上映禁止になってしまった。《出埃及記》の物語は、男性を暗殺するある組織があるという話しで、加えて任達華と温碧霞(アイリーン・ワン)のラブシーンと粗口(汚い言葉)があるため、大陸の審査会はこの映画を見たあと、大陸にはこのような男性を暗殺する組織はく、誤解を招く恐れがあるとして《出埃及記》は大陸では全面上映禁止になった。


香港ではこの映画はIIBだが、現時点ではカットして初めて上映できるようになるのか分かってない。新作が大陸で上映禁止になったことについて、監督の彭浩翔は非常に残念だとし「新作を撮れば、当然多くの人に鑑賞してもらいたいと考える。上映禁止は残念だ。(どうしてラブシーンを撮ったのか?)このシーンは自分の生活に対する考え方を表そうとしたものだ」とし、出資者の星皓電影公司では、《出埃及記》を編集し審査が通ればいいと話している。by 2007.9.7「ent.sina.com」

ユーモアが分からない大陸はしょうがないな。香港の観客も時々すっとんきょうなことを質問する人がいる。先日の《出埃及記》上映はティーチイン付きだったが、え!それが分からない?という質問をしていた人は確かにいた。しかし、どこの誰が現実と映画をごっちゃにするというのだろうか。
ラブシーンもたいしたことはない。たった1回だけだし。ただ、サイモン様の腰がたしかに非常によく動いてはいるのだが・・・。それよりも、警官のサイモン様と温碧霞の情事の後の方が問題じゃないかな。吸っていたのはただのタバコじゃないと思うけど。粗口については彭浩翔には意見があって、「普通、粗口を言わないなんてありえない。おかしい。特に黒社会を撮った映画なんか、あんな言葉つかっているわけがない」と、だから意識的に入れているわけだが・・・(会場は笑っていたと思う)。香港ではそのまま上映だと思うが・・・。