《バットマン》が香港ロケ!

バットマンが香港の夜空でジョーカーと対決することになった。
《新バットマン2(Bat Man The Dark Knight)》は、アメリカのワーナーブラザーズが製作、来年7月18日全世界公開の予定で、現在急ピッチで作業が進められている。この大作映画は、シカゴ、ロンドン、香港でロケの予定だが、シカゴとロンドンはセットで撮影、香港だけが実際のロケ現場になる。また香港撮影の一部は立体効果の「IMAX」で撮影される。映画が上映されれば、全世界の観客に香港の魅力と国際都市のイメージを提示することになるだろう。


ロケ隊は11月初めに來港、9日間逗留する。撮影場所は中環、上環一帯で、200人を越える現地スタッフを雇い入れる予定だ。來港するのはクリストファー・ノーラン監督、バットマンクリスチャン・ベール、ジョーカーのヒース・レジャー(《ブロークバック・マウンテン》の主役)とベテラン俳優マイケル・ケインら一行80人以上。全員が香港のホテルに宿泊する。


今回のロケ地に含まれている中環中心では、ロケ隊は中環中心を昼夜借りて撮影するため、警察が現場を封鎖、皇后大道も一時局部的に封鎖する。また観光客の多い中環のエスカレーターも今回のロケ現場に含まれており、閣麟街から擺花街の歩道橋は俳優たちが台詞を話す場面になる。


今回の撮影で最も重要なのは、バットマンがシンフォニー・オブ・ライツの下でジョーカーと空中戦を繰り広げる場面。撮影時にはヘリと固定翼機(小型の飛行機)が銅鑼灣、ビクトリア湾上、中環、山頂一帯を飛行し、中区の海岸一帯では低空飛行し、ビクトリア湾や香港の街の独特ある景色を見ることになる。


香港政府は今回のロケを重視しており、香港のイメージを広く知らせるとともに、ロケ地は新しい観光スポットになり、就業の機会を作るとして、関係部門とコミュニケーションを取り便宜をはかっている。


今回の映画撮影関連では少なくとも4000万香港ドルの収入がもたらされるとしている。by 2007.9.18「東方日報」抜粋

というわけで、11月ごろ撮影されるようだ。香港人俳優が出演する機会はあるのだろうか? 中環中心とは、杜琪峰(ジョニー・トー)映画でも見たのだろうか(笑)。