劉偉強:《水滸伝》は古装版《無間道》

香港の監督・劉偉強(アンドリュー・ラウ)は先日アメリカで、来年香港で映画《水滸伝》3部作を作ると発表した。《無間道(インファナル・アフェア)》3部作と同じ俳優たちを使うという。


アメリカから帰って来たばかりの劉偉強は昨日、本サイトの記者のインタビューを受け《水滸伝》の構想は長い間考えていたもので、この中国古典の名作は1960年から香港では漫画にもなり人気があると話した。3部作は香港の寰亞電影集団と中影集団が共同で2億香港ドルを出資し、撮影は来年のオリンピク以降で、俳優は《無間道》のオリジナルメンバーにオファーする可能性がある。


「《水滸伝》は、香港人が比較的早い時期に知った漫画本の1つとして1960年にはすでに人気があり、《風雲》よりも早い時期だったと言える」劉偉強は昨日、子供のころにすでに《水滸伝》は読んでおり、これを映画にしようとかなり前から考えており、映画は現在脚本を書く段階になっていると話した。また今回特別に文雋(マンフレッド・ウォン)を招いて合作、いずれは大陸の脚本家に頼む可能性もあると話した。劉偉強は大陸で撮影されたテレビ版《水滸伝》については知らないが、今回の映画版《水滸伝》はこれまで見た事のないものになるだろうと話した。「この《水滸伝》3部作は、ストーリーを新しくし、特に人物と人物の対抗意識を強調する」。


水滸伝》の物語は比較的長いため、《無間道》のように3部作にするといい、第1部は自らが監督、2部を杜琪峰(ジョニー・トー)に引き継ぎ、3部の監督については現在考慮中だが、3部すべての体勢とスタイルは彼がコントロールする。物語の構造と話しの進みが《無間道》に非常によく似ているため、記者は劉偉強に《水滸伝》は古装版《無間道》と見なせるのではと問うと彼は「まったくそのとおり。俳優については《無間道》3部作と同じ俳優たちを使いたいと考えている」と話した。具体的なキャストにつていは時期尚早だとしているが、オファーしている俳優たちには劉徳華アンディ・ラウ)や梁朝偉トニー・レオン)が含まれている。by 2007.11.3「ent.sina.com」

古装大作の波は《赤壁》で終わりかと思ったが、これが残っていたか。