雪妮、胡楓、馮寶寶、石堅、夏萍、小麒麟
呉回：監督 1969年 粤語
張麗萍（雪妮）は、学生の妹（馮寶寶）と病弱の母のため、宝飾店で盗みを働いたところを大泥棒（石堅）に目をつけられ、宝石を渡せと迫られる。ところが、盗んだはずの宝石は行くへ不明に。実はもう1人彼女の盗みを見ていた探偵（胡楓）が宝石を盗み返して、宝飾店に返していた。
学生の妹は、遊び人風の若者たちの誘いを断ったため、彼らに拉致されてしまう。妹を追いかけた姉と（なぜか都合良く登場する）探偵が寸でのところで妹を助ける。姉と探偵は心を通わせるようになるが、大泥棒が宝石泥棒の証拠（ポラロイド写真）をもって、協力しろとせまってくるのだった・・・。
姉妹の父も実は泥棒で、仕事をしくじって牢屋に入っているため生活が苦しく姉も盗みを。妹も父の道具を使って盗みをはたらこうとする場面がある。しかし探偵に諭された姉は心を入れ替え、最後には宝石度泥棒を阻止しようとする。雪妮も胡楓も（！）よく動いている。馮寶寶はタイトルバックで「天才童星（天才子役）」と表示されており、勝ち気な妹キャラで歌も披露している。石堅はおなじみの悪役。闇にまぎれての盗みでは、鼠小僧のようなほおかむりにアイマスクで滑稽。ポラロイド写真が2度重要な役割で登場するのも興味深い。1960年ごろはポラロイドが斬新だったのだろう。映画全体に退色が激しかった。
久しぶりの電影資料館、英語字幕があるせいか今日は西洋人がちらほら。
2008.2.17@香港電影資料館「珍姐邦電影ー奉旨打男人的女人」
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