香港映画が撮れない??

周潤發(チョウ・ユンファ)と楊紫瓊(ミッシェル・ヨー)出演の西洋映画《戦火逃城》(The Bitter Sea)は本来、来月に劉徳華アンディ・ラウ)の《三國之見龍卸甲》と正面から対決することになっていた。この2本の映画は香港でも来月初旬の上映。香港の観客は長い事、周潤發と劉徳華が対決するのを見ていない。しかし大陸の上映にはいくらか変化があるようだ。《頻果》と《色、戒(ラスト、コーション)》が大陸で上映されたあと、大きな反響を呼び、湯唯(タン・ウェイ)は大陸では封殺されているからだ。


また伝え聞くところによると、すでに電検に送った映画についても再審査がおこなわれている。《一個好父巴父巴》や《戦火逃城》《三國之見龍卸甲》など、すでに許可がおりたものも再検査されており、審査官が映画を見る時間が必要なため、上映時期に影響があると思われる。
オリンピックが近づき、大陸は映画に対する審査をより厳密にしてきており、伝えられるところによると6月にはどのような映画であれ北京での撮影許可はおりず、その他の都市では7月以降にはロケが出来なくなる。政府は国をあげてオリンピックを迎えなければならないため、4月以降のあらゆる合作映画の申請は、9月以降に処理するとも言われている。このような措置により、香港のすべての映画会社は撮影を停止しなければならなくなる。なぜなら現在、香港の大部分の映画は大陸との合作で、結局は大陸の政策に取り込まれてしまっているのだ。by 2008.3.12「頻果日報」

今年の後半から来年初めにかけ、香港映画が見られなくなるかもしれない。