《風雲II》タイでクランクイン

歩驚雲と聶風鄭伊健(イーキン・チェン)と郭富城(アーロン・クォック)が10年ぶりに戦うとすぐに事故が起きた。2人は現在タイで《風雲II》を撮影している。クランクインしてすぐの対決シーンで事故は起きた。「聶風」を演じる鄭伊健は誤って手に持った「雪飲」の剣を「歩驚雲」の郭富城の頭に命中させてしまった。幸い「雪飲」は小道具、郭富城の傷は大事にはいたらなかった。彼は「卓球のボールが入っているんだ」と頭をさすりながら冗談を言っていた。


彭氏兄弟(パン・ブラザーズ)の新作《風雲II》は昨日、バンコクPak Gret Districtの面積数百万フィートのスタジオで正式にクランクインした。
主役の「聶風」鄭伊健と「歩驚雲」郭富城は摂氏40度の高温で、雪が舞う対決シーンを撮影した。最初は替身(ダブル)が立ち位置を確認したが、本番では鄭伊健が「雪飲」の剣を持った手をコントロールできず、剣が郭富城の頭部に命中。郭富城は痛みでうずくまり、スタッフはすぐに傷の具合を見に走り、「犯人」の鄭伊健も心配して声をかけた。幸い傷は大事に至らなかった。


その後、郭富城はインタビュー時に「たいしたことない。撮影に怪我はつきもの。伊健とは10年前に共演しているから、今は対決シーンでも暗黙の了解がある。大変なのはかまわないんだ。大切なのは、みんながこの映画は心のこもった映画だと思っていることだ。この映画が香港映画のバイブルになれればいいと思っている」と話した。(略)by 2008.4.22「東方日報」

「頻果日報」ではもう1つの《風雲》を監督するはずの劉偉強についても書いている。

劉偉強(アンドリュー・ラウ)が1998年に監督した《風雲之雄覇天下》はヒットし、当時の興行成績を塗り替えた。したがって一貫して続編を撮ろうと考えていた。さらに劉徳華アンディ・ラウ)の天幕公司との合作計画は合意に達しており、2003年に劉徳華の会社が出資、劉徳華主演で《風雲之再見無名》を撮るつもりだった。しかし脚本と資金が決まらず、この計画は伸び伸びになっていた。今年初め劉偉強は、今年末に撮影と話したが、彭氏兄弟によってまた足並みを乱されることになった。


劉偉強は電話で「脚本は書いているところ。僕は焦っていない。今はまず彭氏兄弟の作品を見て、それからもう1度自分の作品をどうしようか考えようと思っている。その前に1本現代劇を撮影する。主役は劉徳華舒淇だ」と話した。by 2008.4.22「頻果日報」