カンヌ映画祭、上映作品発表

5月14日から25日に開催される第61回カンヌ映画祭の上映作品が発表になった。中国語圏の作品は以下の4本のようだ。

  • The Competitionカンヌ映画祭ポスター
  • Un Certain Regard
    • 鍾孟宏《停車》(台湾)
    • 劉奮鬥《一半海水一片火焔》(中国)←任達華(サイモン・ヤム)プロデュース
  • Special Screening

王家衛《東邪西毒》は、新編集で張國榮レスリー・チャン)の未公開シーンが含まれている。


今年、香港映画の新作はノミネートされておらず、貿易発展局主催の「香港之夜」も開催しない。

今年は香港映画の参加がない。現在香港映画は大陸市場を重視しおり、大陸での上映が必至、それにはまず大陸の上映許可を取ったうえでないと海外の映画祭への申請はできない。今年大陸電検の政策が開放的ではなく、厳しく検査がおこなわれており、多くの映画が許可を待っている状態だ。8月のオリンピック後には、審査が早くなるだろうと思われている。大陸の上映許可を取らずに海外の映画祭に参加すれば、違反映画とのレッテルを貼られてしまう。従って今年多くの香港映画がカンヌ映画祭参加を放棄することになった。また陳凱歌(チェン・カイコー)の《梅蘭芳》は、カンヌ映画祭への申請を望んでいたが、ポストプロダクションが終わっておらず、最終的にあきらめることになった。by 2008.4.24「頻果日報」

赤壁》の10分トレイラー、《梅蘭芳》の一部などはお披露目になる模様。