成龍（ジャッキー・チェン）、李連杰（ジェット・リー）、Michael Angarano（マイケル・アンガラノ）、李冰冰（リー・ピンピン）、劉亦菲（リウ・イーフェイ）、鄒兆龍（コリン・チョウ）
Rob Minkoff（ロブ・ミンコフ）：監督
カンフー映画好きのアメリカの少年（マイケル・アンガラノ）が、過去の時代にタイムスリップ、チャイナタウンの骨董屋の主人から預かった如意棒を本来の持ち主―石になって500年の齊天大聖（孫悟空）―に返すべく冒険の旅をするアクション映画。
ひ弱な主人公が、酔拳の名人で詩人の魯彦（成龍）、如意棒を探し求めている僧侶（李連杰）、家族を殺され復讐を誓った金燕子（劉亦菲）らをつぎつぎと従えて、悪の権化（鄒兆龍）の元へ向かっていく。つまりは弱い主人公が、お伴を増やし、自らも功夫を身につけてながら強くなり、最後は悪の帝王に戦いを挑み、世界を救うというロールプレイングゲーム。そう思ってみれば別に文句はないし、アメリカ映画だと思えば、これまた文句はないのだが、話しに中身がない。成龍と李連杰の対決場面などもちろん見せ場（かなりダブルを使っていると思うが）はあるのだが、やはりうわっつらな話しでつまらなかった。でもいまの時代、理屈こねる映画よりこんな映画でいいのかもしれないし、泥臭い香港映画はヒットしないのだから日本でもこれで十分なのかもしれない。土曜日夜11過ぎの回はほぼ満席。
なお、面倒くさいので広東語吹き替え版で鑑賞。現代のアメリカ部分は英語のままで、タイムスリップした途端に広東語になる。もちろん全員吹き替え。
2008.4.26@旺角百老匯
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