《一代宗師 葉問》10年の縁

東方電影らが8000万元の出資で撮影する新作《一代宗師―葉問》は、アクション映画のゴールデンコンビ、葉偉信(ウィルソン・イップ)と甄子丹(ドニー・イェン)が4度目のタッグを組む。劇中、葉問宗師を演じる甄子丹は、この映画は20年来最も期待ている作品で、上手く演じられるといいと思っていると話した。


甄子丹は、葉問宗師との縁は10年前に遡るという。当時王家衛(ウォン・カーワイ)と劉鎮偉(ジェフ・ラウ)と元奎(ユン・ケイ)が一代宗師葉問の物語を映画にしようと準備していた。甄子丹は葉問役、周星馳チャウ・シンチー)が李小龍ブルース・リー)役をオファーされていた。甄子丹はすでに契約にサインをし、前金を貰っていたが、最終的には映画会社が解散してしまい計画は立ち消えになった。10年後、自分が再び葉問を演じることになるとは思わなかったと話す。「10年経って、自分は映画に対しても武術に対してもより深く理解している。葉問を演じる自分に最も期待しているのは、よりよく演じること、そして僕もスタッフも典型になるようなキャラクターを作り上げるという自身を持っている」と甄子丹は話した。


監督の葉偉信は《殺破狼》から《龍虎門》そして《導火線》の3本の映画を撮影、葉偉信と甄子丹のコンビはすでに現在のアクション中国語映画の「ゴールデンコンビ」に成ってる。今回で2人がタッグを組むのは4回目。出資者はアクション監督に洪金寶(サモ・ハン)を招聘している。洪金寶は今回、視覚効果を追求するため、基本的にダブルは使わないと話した。また上記に人々以外に注目は、映画初出演の著名モデル熊黛林(リン・ホン)。熊黛林はここ2年ほどいろいろな脚本を読んだが、特別に好きになるものはなかった。葉偉信監督がこの物語を話して聞かせてくれすぐに応じ、葉問の妻を演じることになった。by 2008.5.8「大公報」