投奔怒海(望郷 ボートピープル)

《投奔怒海》林子祥(ジョージ・ラム)、繆騫人(コラ・ミャオ)、劉徳華アンディ・ラウ) 
許鞍華(アン・ホイ):監督 DVD


解放後のベトナム、ダナンを舞台に、日本人カメラマンとベトナム少女とのふれあいから、ベトナムの真実を知っていく。


芥川(林子祥)という名前の日本人カメラマンが主人公。解放後の姿を写真に撮りたいと政府に願い出ると、政府は人を付けてよいところだけを見せようとする。芥川はそれを嫌い、1人街で写真を撮っている時に、ある少女と知り合う。彼女の生活や彼女の周辺の人を通して、芥川は本当のベトナムの姿を知ってゆく。


ベトナムにいながら、ベトナム人と広東語で話しているのが気になって気になって。物語に入り込めない(苦笑)。途中、日本人(という設定の者)同士ではあやしい日本語を話すのも気になる。許鞍華は何故日本人カメラマンを主人公にしたのだろう。劇中に、「ベトナム戦争中に取材しており、いま再び戦争が終わったベトナムがどうなったかを伝えたい」というような台詞があったと思う。許鞍華の頭の中に、沢田教一あたりの名前があったのだろうか? 


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