《阿鼻剣》の行方

香港の監督・劉偉強(アンドリュー・ラウ)が鄭問の同名の漫画をドラマ化する《阿鼻剣》は、台湾の出資会社の人事に異変があり、撮影開始時期ははっきりせず、製作が中止される可能性もある。この新しいドラマは、今年の初めに脚本の遅れにより撮影が延期され、現在になりまた変更が伝えられている。すでにこのドラマのために2週間に渡る地獄の特訓を受けた呉尊(ウー・ズン)には、武侠の夢は灰と化すことになるかもしれない。


《阿鼻剣》は、昨年すでにドラマ化の話しが持ち上がり、呉尊と胡宇巌が主役をつとめるということで、海外からの問い合わせも多かった。昨年10月、2人は特別に北京で武術の訓練を受けた。毎日柔軟体操とアクションの練習をし、2人は"助けて"と嘆くほどだった。本来《阿鼻剣》は今年の2月から撮影を開始する予定だったが、監督の劉偉強は脚本に満足できず、結果延期となった。ここ数日、今度は出資者側の人事に変動があると伝えられ、このドラマを放棄する可能性があるという。しかし監督の劉偉強は「聞いていない。このドラマはかならず撮影する」と話している。


劉偉強は、《阿鼻剣》は映画とドラマの両方で撮ると話しており、映画版は彼が監督、ドラマ版は彼がプロデューサーをつとめる。映画版とドラマ版のどちらを先に撮るのかについては、劉偉強もはっきりとしていないが、ドラマ版の主役は依然として呉尊と胡宇巌だという。映画版は周杰倫ジェイ・チョウ)と全智賢チョン・ジヒョン)にオファーするとも伝えられているが、ネットでは周杰倫は主役に相応しくないと言われている。劉偉強は「彼が《頭文字D》を撮ったときも、多くの人は(主役に)似ていないと言っていた」と話した。by 2008.8.29「ent.sina.com」