保持通話(コネクテッド)

《保持通話》古天樂(ルイス・クー)、徐煕媛(バービー・スー)、劉燁(リュウ・イエ)、張家輝(ニック・チョン) 
陳木勝(ベニー・チャン):監督


grace(徐煕媛)は娘を学校に送り届けたあと、見知らぬ男が運転する車に追突された。さらに家につれていかれ弟の居所と「ブツ」はどこだと乱暴に聞かれる。男たちは容赦なくお手伝いを射殺、graceを家から連れ出し、廃屋に拉致する。廃屋で見つけた電話は見事に一味に破戒されるが、graceは電話の線をつなぎ一縷の望みをかかける。電話を取ったのは、息子を飛行場に見送りにいく途中の邦(古天樂)だった。最初はいたずら電話だと思った邦だが、交通警官(張家輝)を見かけてgraceと直接話しをしてもらおうとする。しかしそこに運悪く一味が廃屋に戻ってきてしまいgraceは電話を隠す。一味がさった廃屋のgraceは、邦だけだたよりだと話し、娘を迎えに学校にいってほしいと頼むのだった・・・・。


ハリウッド映画《セルラー》のリメイク。ご都合主義だったり、古天樂の巻き込まれ方に強引なところがあったり、不自然だっだりするところも多々あり、スリルより、ところどころかなりコメディに見えるのだが・・・。それでも相性のあまりよくない陳木勝にしては面白く「ありえないー」といいながら結構楽しんだのは確か。
特に徐煕媛は新鮮で、髪振り乱して熱演していてなかなか良かった。もちろん全編国語で吹き替えなんて無粋なことはしない。いやむしろ、徐煕媛が国語で、答える古天樂が広東語だからより良かったのかもしれない。劉[火華]は最後が明らかにコメディだった(笑)。これでいいのか?? 古天樂、張家輝にはあまり驚きはなくいつもどおりの演技だが、どこまで自分でやったのか不明ながら、古天樂に当てられたアクションはかなりハラハラさせられる。カーアクションシーンは派手で、さすが陳木勝。最後の最後まで気の抜けないストーリー。ほろっとさせる最後も用意して、りっぱな香港娯楽映画。
2008.9.27@旺角百老匯戲院


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