梅蘭芳(花の生涯 梅蘭芳)

《梅蘭芳》黎明(レオン・ライ)、孫紅雷(スン・ホンレイ)、王學[土斤]、余少群、章子怡チャン・ツィイー)、陳紅、安藤政信 
陳凱歌(チェン・カイコー):監督


日本でも比較的すぐに公開になるようなので、ストーリーは省略。
少年時は余少群が、成人してからは黎明が梅蘭芳を演じる。学者で梅蘭芳の支持者になる邱如白に孫紅雷、梅蘭芳の妻・芝芳に陳紅、恋人になる孟小冬に章子怡、日本の軍人中田に安藤政信


少年時代の梅蘭芳を演じる余少群が仕草も顔も京劇の俳優を演じるに相応しく、どうせならずっと演じればいいのにと思うほどに人々を魅了する梅蘭芳を体現している。余少群は現在26歳ぐらいのようだがもっと若く見える。途中、黎明に入れ替わってからは、今ひとつ面白くない。章子怡もいまひとつ。
そんな中で一環していいのは孫紅雷。最初は敬遠していたが、梅蘭芳の舞台を見たあとにはその美しさに魅了されるが、本人には会おうとせず手紙を寄越し、その手紙が京劇に改革をもたらすことになる。しまいにはすべてを捨て梅蘭芳の支持者となる。調べてみると、孫紅雷が演じる邱如白は齋如山という人がモデルのようだ。少々記憶が不確かだが、邱如白の台詞で「孤独が梅蘭芳を作っていく」という意味のことを言っていると思うのだが、すべからく藝術は孤独から生まれるのかもしれない・・・。
2009.1.4@百老匯電影中心


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