劉家輝《蔡李佛》リメイクに意欲

劉家輝(ラウ・カーファイ/リュー・チャーフィー)は近年、大陸でなかなか人気がある。広東やさらに北の方にもファンがいる。かつて出演したカンフー映画のソフトが発売されてから広く知られるようになった。加えて無線電視のドラマ、さらにハリウッド映画《キルビル》に出演しアジア以外でも有名になり、大陸でよくドラマを撮影している。しばらくしたら、今度は西安でテレビ映画を撮影する。


「よい水は他人の田んぼには流さない」の言葉どおり、カンフー映画復活が聞かれる中、邵氏公司制作の黄家禧は劉家輝が再び邵氏に戻りカンフー映画班を組織して昔のようにカンフー映画を撮影してくれないだろうかと思っている。これを聞いた劉家輝は《蔡李佛》をリメイクしたいと考えているようだ。彼は先だって新會旅遊局長の手助けで蔡系の掌門人(蔡系を受け継ぐ人)を尋ね、蔡李佛門派の近況を理解し、時が来たら門下生に出演してもらおうと考えている。


新會への旅行は劉家輝に多くのことをもたらしたようだ。蔡李佛会長と親しくなれただけでなく、古兜温泉、古寺、古戦場など新會の名所を見学し、ロケも可能だと分かった。なかでも古兜温泉はロケ地に最適だった。劉家輝は「大陸での撮影は香港よりもよい。まず普通話が勉強できる。さらに名所巡りも出来る。撮影でなければこんなにいろいろな場所には行けない。それにどこに行っても手厚く歓迎してくれる。だから他陸での仕事は楽しい」と語った。by 2009.3.18「文匯報」

新會は広東省江門市にある。「蔡李佛拳」は佛山の拳術で、創始者は陳享(1806〜75年)、新會の人。
《葉問》のヒットでカンフーものが大陸で流行るということか・・・。