ジョニー・アリディ、黄秋生（アンソニー・ウォン）、林家棟（ラム・ガートン）、林雪（ラム・シュ）、任達華（サイモン・ヤム）、邵美琪（マギー・シュウ）、葉璇（ミッシェル・イエ）、張兆輝（チョン・シウファイ）、黄日華（フェリックス・ウォン）、呉廷燁（ン・ティンイップ）、谷祖琳（ジョー・クー）
杜琪峰（ジョニー・トー）：監督
マカオに住む娘一家を襲った殺し屋に復讐をしようとする男（ジョニー・アリディ）は、宿泊先のホテルで偶然に知った3人の殺し屋（黄秋生、林家棟、林雪）を雇い、娘の仇をうとうとする。
詳しいストーリーはこれから見る人のためにかかないでおく（事前にストーリーを知らないで見た方が、絶対に楽しいと思うから）。杜琪峰作品としては、特に新しいところはないが、全編英語でも杜琪峰色は失われていない。これまで杜琪峰がやってきたことを、全編にちりばめていて、見ていてニヤニヤにしてしまうほど杜琪峰なのだ。台詞も少ない。マカオが舞台のこともあるが、特に《放・逐》の影が見え隠れする。《放・逐》の骨格を解体しジョニー・アリディを加え、再構築した感じ。ジョニー・アリディは主役だが、狂言回しでもある。そして「復讐」＝「記憶」だった。
2009.8.5@夏日國際電影節（The Grand Cinema）
■□09年に見た映画一覧□■
今日から「夏日國際電影節」。週末にはまだ「方育平特集」、14日から「林黛特集」、さらに焦媛のお芝居もあり、8月から9月末までで20枚近いチケットが手元にあるのだが、果たしてこなせるのだろうか？？
