杜琪峰の新作は《奪命金》

(略)昨日記者は杜琪峰(ジョニー・トー)に電話、確認したところ「今月末に撮影を始める新作《奪命金》は、まったく新しく創る映画で、僕のデビュー作《碧水寒山奪命金》とは関係のない物語りだ」と話した。今回何韻詩(デニス・ホー)を主演女優に起用するのは、梅艶芳(アニタ・ムイ)に由来している。「彼女は梅艶芳の弟子にあたるため、彼女にオファーして撮ろうと思っている。彼女が出た《游龍戯鳳》を見たが、なかなかよかった。それで一緒にやってみようと思った。《奪命金》では彼女はごく普通の銀行員、劉青雲ラウ・チンワン)は強盗、任賢齊リッチー・レン)は警官だ。この映画はブラックユーモアのある作品になる」。
旧正月映画撮影をあきらめたのかと杜琪峰に問うと、「鄭秀文(サミー・チェン)はコンサートがある。彼女が集中できないといけないので、来年になったら撮ろうということだ。旧正月映画でなくてもいいんだ」と話した。
台湾に居る何韻詩は、杜琪峰と仕事が出来ると知り昨日電話で、「これまで杜[王其]峰の映画をたくさん見て来た。素晴らしい監督の1人。一緒に仕事ができるのでとても興奮している。いまは台湾で芝居の稽古中だが、かならずスケジュールを都合して香港に戻りこの映画に出たい」と話した。by 2009.10.20「頻果日報」

旧正月映画延期の話は、以前にも出ていた(id:hkcl:20090903)。この映画は、劉徳華鄭秀文のゴールデンコンビ再びだったということになる。鄭秀文はすっかり元気になったようでコンサートも暴満のようす。