邵氏の旧正月映画

講。鏟。片 」によると、邵氏の旧正月映画《72家租客》は、先日旺角でロケしたそうだ。さらにリンクされているTVB公式サイトへ行くと、スタジオにつくられた西洋菜街1:1セットが見られる。セット内の看板には板前、板長、岡田珈琲、卓越、海天堂などの名が見える。たぶんスポンサーなのだろう。


《72家租客》の元になっているのは、楚原監督の《72家房客》(id:hkcl:20050212#p1)。さらにその元は古い上海の滑稽劇で、その後1963年に王為一監督が広州で映画化(id:hkcl:20050406#p1)、さらに1973年に楚原がこの王為一版をリメイクしたものだ。楚原版のヒットで楚原はさらに《香港73》(id:hkcl:20060623#p1)を撮影、さらに10年後には《82家房客》(id:hkcl:20050912)が誕生している。劇中に描かれる大家と店子の攻防は、邵氏の十八番といえるのかも。