《笑傲江湖》袁和平で映画化!

袁和平(ユエン・ウーピン)は映画《蘇乞兒》を撮り上げ、このところ出資2億の古装大作《笑傲江湖》の準備に忙しい。この映画では金庸が創り出した浪人・令狐沖を金城武が、魔女・任盈盈を周迅(ジョウ・シュン)が演じる。さらに袁和平は画期的なアイデアで悪役東方不敗には、周杰倫ジェイ・チョウ)を起用。
金庸武侠小説は幾度も映画化されている。《笑傲江湖》だけでも過去9回映画化されており、その製作は、中国、香港、台湾、シンガポールのテレビ局と映画会社などだった。袁和平は10回目の映画化を望んでおり、映画は来年に撮影が開始される。


袁和平は大陸の資金を得ており、独自の《笑傲江湖》を準備している。かつて徐克(ツイ・ハーク)がオリジナリティ溢れる作風で1本すでに撮影しているが、今回袁和平が考えているのは、徐克作品とは異なり、アクションがメインだがCGに重きを置かないリアルカンフー。
また新版《笑傲江湖》は旧正月後に北京で正式にクランクインの予定で、袁和平はこの大作に専念するため、しばらくはアクション監督などの仕事は受けないという。袁和平はかねてから金庸武侠小説の映画化を望んでおり、《笑傲江湖》の準備にもすでにかなりの時間を費やしている。遅々として進まなかったのは制作費がかかるためで、資金集めの時間が必要だったからだ。ここにきて一切の準備が整い、袁和平はさまざまな種類の中国功夫が映画の中で融合する、これまでとはまったく異なる古装武侠映画を創り出そうと全身全霊をこの映画にかける。


配役については、金城武を令狐沖にと考えている。現在双方で話し合い中だが、もし金城武の起用が決まれば、袁和平は金城武を北京へ呼びカンフーの練習を手配する予定だ。劇中かなり多くのアクションシーンがあり、さらにリアルを求めるため、主役の数人には正式クランクイン前にカンフーの練習が必要だ。主演女優の周迅は《蘇乞兒》ですでに一緒に仕事をしており、彼女の演技と雰囲気を大い評価しており、今回も周速にオファーしている。また金城武と周迅はすでに陳可辛(ピーター・チャン)監督の《如果、愛》で共演しており、今回の《笑傲江湖》でも息が合うだろうと期待している。
また劇中重要な役、東方不敗には、台湾の歌手・周杰倫を考えている。周杰倫は仕事選びに厳格で彼の心を動かすのは容易ではないが、周杰倫は袁和平を高く評価し尊敬しており、《蘇乞兒》の客演には即答している。袁和平は今回新作では、陰陽を演じ分ける難しい東方不敗役に周杰倫を起用しようとしている。これは観客にとっては新鮮であり、周杰倫にとっても大きな挑戦になる。また袁和平は本来、聊齋に題材を取った物語りを撮ろうとしており、舒淇スー・チー/シュウ・ケイ)、甄子丹(ドニー・イェン)、呉彦祖ダニエル・ウー)で《倩女幽魂》に似た新作を考えていた。しかし舒淇と甄子丹には撮影予定の作品が多く、再来年にならないと彼らのスケジュールがないと知り、《笑傲江湖》を先に撮ることにした。by 2009.11.23「頻果日報」

とても楽しみだ。でもリアルカンフーで金城武周杰倫では説得力がないような・・・。