翠華茶餐廳、映画に進出

翠華茶餐廳は、映画界に進出を決め、香港産アニメ《Little Gobie》に出資する。映画は来年のクリスマスシーズン公開予定。この映画の投資額1000万米ドル(7800万香港ドル)になり、12月20日、MCL戲院ロビーで記者会見が行われ、出資者とアニメの鄭東明監督、三大配給会社のひとつWeinstein Companyが調印式を行い、ハリウッド進出を宣言した。
3Dアニメ《Little Gobie》はクリスマスがテーマの映画で、製作は鄭東明率いるT-FILMS、準備から完成までは2年を要し、ハリウッド進出する初の香港産アニメになる。出資者は翠華餐廳グループで、投資額は制作費の9割にあたる7000万香港ドル。李遠康翠華グループ主席は、自身もアニメ好きで縁があって監督の鄭東明と知り合い、話をしているうちに鄭監督が全世界で上映できる香港産アニメを製作したいと思っているのを知って、出資とサポートを承諾した。by 2009.12.21「明報」

意馬国際の《阿童木》は、配給の政策が失敗の原因だと見ており、今回はWeinsteinと組むことで、欧米市場への配給とリスクの軽減が出来ると考えているようだ。また、意馬国際は《阿童木》の失敗で100あまりを解雇しており、そのうち10余人をT-FILMSが雇っている。