撕票風雲

《撕票風雲》任達華(サイモン・ヤム)、苗僑偉(ミウ・キウワイ)、陳法拉(ファラ・チャン)、安志杰(アンディ・オン)、行宇(シンユー)、陳寶轅(リッキー・チャン)、黄徳斌(ケニー・ウォン)、劉洋、彭敬慈(サミュエル・パン)、王子涵(エイダ・ウォン)、裕美 
姜國民(キョン・クォックマン):監督


警官の張博文(任達華)は射撃の名手だが、現在はCIDのチームBで部下1人の閑職に追いやられている。チームAを仕切る格好つけ男(陳寶轅)は、文哥=張博文を年寄り扱い。そこに新しい上司・古國強(陳法拉)がやってくる。
ある夜、やくざは、警官になりすました男(苗喬偉)たちに拉致され、身代金を要求された。警官に扮した男は何者なのか、そして最近頻発しているやくざが行方不明になる事件との関わりは? 男の狙いは?


始まってすぐ、《鎗王(ダブルタップ)》そのままの射撃競技を任達華がしている。さらにライフル射撃で彼がピストルの名手であると教えてくれる。しかし今は閑職というわけだ。それにひかえ飛ぶ鳥を落とす勢いらしい陳寶轅は、まるでやくざのよう。そして誘拐犯の何湛森が警官くさい。その他にやくざらしいやくざに見えるのは黄徳斌。安志杰はやくざ側、行宇は警察側。劉洋はやくざ側で、色っぽい役担当。王子涵と裕美は制服着て少女役。陳法拉は実は《Laughing gor之變節》の前に撮影したこの映画がデビュー作になる。アクション担当の安志杰と行宇には、長い時間ではないが2人のためのシーンが用意されている。
しかしやくざを誘拐するなど、いくら弟の仇をとりたいからといっても元警官がやり過ぎなことは確か。以前はよくあったまあまあな出来の香港映画といったところか。ふらっと映画館にやってきたら、映画やっていたのでとりあえず見ました40ドルで、という感じの映画。こんな映画のVCDがいっぱいウチにある。香港映画らしいといえば言えるのだが・・・。
2010.1.9@新寶戲院


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